トイレトレーニングのやり方
合い言葉は『2』
今度はトイレトレーニングの始め方を紹介します。やり方はとても簡単。合い言葉の「2」で始める簡単でスムーズなおむつはずしの方法を紹介します。
まずは2日間観察してみよう
トイレトレーニングを始める際に重要なのは、オシッコの間隔やオシッコをするときの特徴を把握することです。まずは2日間、子どもをじっくりと観察してみましょう。
たとえば、遊んでいたのにふと動きが止まり、体をぷるっと震わせたり、眉間にしわがよったりして表情が変わる、それからまた遊び出すなど。そんな仕草をしていたら、すぐにおむつをチェック。オシッコをしたサインかもしれません。
濡れたばかりでまだ温かい状態であれば、「チッチ出たね」などと声をかけ、温かいうちにおむつを替えましょう。これを繰り返すことで排尿間隔が確認できるだけでなく、子ども自身に排尿を意識させる効果があります。このとき、次の排尿までに2時間以上間隔が空いているかどうかも確認してください。
1日2回、トイレに誘ってみる
そうしてオシッコの間隔が2時間以上になってきたら、オシッコが出そうな頃合いに「一緒にトイレでチッチしよう」と誘ってみましょう。子どもがトイレを嫌がらないようであれば、そのまま便座に座ってもらい排泄を促します。座って排泄できたら、それがたまたまであっても、たくさん褒めてあげましょう。まずはこれを1日2回、2週間続けてみてください。
座っても2分まで!
ここで重要なのは、決して無理強いさせないことです。初めの2週間は、あくまでもトイレという空間に慣れてもらうことが大切なので、無理にトイレで排泄させる必要はありません。なかなかオシッコやウンチが出なくても、2分以上は座らせないようにしましょう。子どもがトイレを嫌いになってしまっては元も子もありません。
無理はしないで2ヶ月休んでまたトライ
2週間、トイレトレーニングを続けてもほとんど状況が変わらなかったり、子どもが嫌がったり、お母さんがストレスを感じるようであれば、無理せず中止して子どもの成長を待ってから、2ヶ月後にまたトライしましょう。
その2ヶ月間は、子どもと接して遊んであげてください。絵本で食べるシーンを見せて、食べるマネができるとか、お人形さんを抱いていい子いい子できるとか、お母さん的な行動を子どもがマネできるようになってくると、自分の気持ちを伝える力も育っていきます。そうすると、自然とおむつも取りやすくなるのです。
一般的に、トイレトレーニングの期間(おむつはずしが完了するまでの期間)は、2~3ヶ月ほどと言われていますが、トレーニングを円滑に進めるためには、焦らず・叱らず・褒めることが大切。まわりのお友だちと比較してうちの子は遅い…と焦らずに、子どものペースに合わせて気長に進めましょう。