初めて起きたときは、ショックですよね。恥ずかしくて相談しにくいし、なかなか病院にも行きにくいものです。
でも、そんなに悩まないで。尿モレの経験者はなんと、成人女性の3~4人に1人。そう、女性にはよくあることなのです。
女性の尿モレ経験者に「初めて尿モレが起きたのはいつ?」と聞くと、「出産後」という答えが圧倒的です。とくに、難産だった人や子どもを何人も産んだ人に尿モレ経験者が多いという傾向があります。
出産経験のある経産婦の場合
尿モレの症状は、2人目、3人目と産んでいくごとに増える方が多いです。これは、出産のたびに骨盤底筋群が緩み、回数を重ねるごとに戻りづらくなるからです。
また、分娩によって骨盤周辺の筋肉や靭帯を傷めてしまうことで、尿モレが起こりやすくなる場合もあります。骨盤底筋群を鍛えることで症状の改善が期待できます。
30~40代の高齢出産の場合
骨盤底筋群は、加齢とともに緩む傾向にあります。そこに妊娠・出産の負担が加わり、30代、40代で尿モレの症状を訴える方が増えています。
尿モレを改善する骨盤底筋体操などを行うことで、老後の子宮下垂※なども予防できます。
※子宮下垂 通常膣の奥にある子宮が下降して膣のなかに落ち込んでしまう状態です。命にかかわる病ではありませんが、そのままにしておくと子宮が膣の外にでてしまう「子宮脱」になることもありますので早めに医師の診察を受けましょう。
40~50代にかけての更年期以降
40代以上の女性の約4人に1人が 尿モレを経験しています。※
尿モレは、あなただけの特別なことではなく、女性にはよくある生理現象なのです。産後の骨盤底筋の緩みによって起こる尿モレなど、症状に合った適切なケアで、悩まずに快適に過ごすことができます。
※2021年3月 Web調査
尿モレには大きく分けて「腹圧性尿失禁」・「切迫性尿失禁」・「混合型尿失禁」の3つのタイプがあります。
TYPE 1
咳やくしゃみでもれてしまう
腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、走る、跳ぶ、
重いものを持つなどの動作をし
腹圧がかかると尿がもれて
しまうタイプ
- 特徴
-
妊娠中や出産直後、更年期の女性に多い
更年期の女性に多いのは、閉経すると女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、膣や尿道の粘膜が萎縮して柔軟性がなくなるためです。
- 原因
-
骨盤底筋のゆるみなど
・妊娠や出産
分娩時に膀胱や尿道を支える骨盤底筋と繊維組織が大きく引っ張られます。すると膀胱が下降して尿道が短くなり、尿道を締める力が伝わりにくくなります。
・加齢
TYPE 2
突然の尿意を我慢できず
もれてしまう
切迫性尿失禁
突然の尿意を感じて
トイレに行こうとしても
間に合わず、
途中でもれてしまうタイプ
- 特徴
-
水を触ったり、自宅玄関やトイレの目前で症状が出る。
- 原因
-
膀胱が意に反して収縮する「過活動膀胱」による症状の一つ
- ・脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)
- ・加齢
- ・膀胱機能の低下
- ・骨盤底筋の緩み
- ・膀胱炎や尿路結石
- ・原因がはっきりしないケースも多い
TYPE 3
咳やくしゃみ・突然の
尿意を我慢できずもれてしまう
混合型尿失禁
- 特徴
-
腹圧性と切迫性の両方の症状を併せ持つ尿モレ。
- 原因
-
- ・加齢
- ・骨盤底筋の緩み
- ・膀胱と尿道の機能低下
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生理用ナプキンと
吸水ナプキンの比較
(当社調べ)
●部分に人工尿を注入し10秒後、ペーパーを置いて手で軽く加重をかけた後の状態