記事公開:2024.05.31
ネコちゃんのトイレのニオイに悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。特に来客があるときなどは、ニオイが気にならないか心配になりますよね。
もちろん、ネコちゃんやオーナーさん自身が毎日を快適に過ごすためにも、トイレ臭はなるべく抑えたいもの。
この記事では、ネコちゃんのトイレがニオう原因と対策を解説。併せて、ペット用品ブランド「キミおもい」のシステムトイレ用猫砂と、シートを実際に使ってみた感想をレポートします。
ネコちゃんのおしっこには、アミノ酸の一種である「フェリニン」という物質が含まれています。この物質が分解されると「3-メルカプト-3-メチル-1-ブタノール(3-MMB)」という臭気成分が生じ、これがネコちゃんのおしっこ特有のニオイの原因となります。
この3-MMBは、ネコちゃんのうんちにも含まれており、腸内細菌によって作られた硫化水素などの成分と合わさって、あの独特のニオイを発しているのです。
さらに、梅雨をはじめ、高温多湿の時期は菌が増殖しやすく、ほかの季節に比べてニオイが強くなる傾向があります。また、部屋を締め切った状態にしがちな冬場も、室内にトイレのニオイがこもりがちです。ほかにも、トイレのまわりや猫砂の汚れがニオイの原因となることもあります。
ネコちゃんのトイレのニオイ対策は、トイレを清潔な状態に保つのが基本。
おしっこやうんちはこまめに取り除き、トイレのまわりに飛び散った猫砂や汚れもふき取るなどして、ニオイの元を残さないことが重要です。室内にニオイがこもらないよう、定期的に換気も行いましょう。
頻繁にネコちゃんのトイレをお掃除するのが難しい場合は、システムトイレを使うのもひとつの方法です。システムトイレは上下2層に分かれた構造で、上段に固まらないタイプの猫砂を入れ、下段にシートを敷いて使います。
上段の底の部分はスノコ状になっており、ネコちゃんが猫砂の上でおしっこをすると、スノコを通して下段に流れて、シートが吸収するという仕組みです。おしっこを吸収するシートは消臭効果に優れたものもあり、おしっこのたびに片付ける必要がないのでお掃除の手間を軽減できます。
なお、シート交換は週に1~2回が目安ですが、うんちはその都度取り除いてあげることが必要です。また、長期間使い続けると猫砂やトイレにニオイがついてしまうため、月に1度はすべての砂を入れ替え、トイレ本体を丸洗いしましょう。
ネコちゃんのトイレのニオイ対策としてシステムトイレを使うなら、消臭力の高い猫砂やシートを選ぶのがおすすめです。
大王製紙の「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂」と「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」は、「消臭力」にこだわって開発した商品。各社システムトイレ本体に使えます。ここからは、それぞれの特長について見ていきましょう。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂」は、紙タイプの猫砂。大粒と小粒の2種類があり、オーナーさんやネコちゃんの好みに合わせて選べます。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂」は、ネコちゃんのおしっこやうんちの排泄臭に効果を発揮する「ゼオライト」と「銅イオン」を配合。ゼオライトがニオイを素早く吸着し、銅イオンがニオイを分解します。ダブルの消臭パワーで、およそ1ヵ月間、ネコちゃんのトイレのニオイを抑制してくれます。銅イオンの抗菌作用が菌の発生・増殖を抑制してキレイが続くので、猫砂の交換は1ヵ月に1度でOKです。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂」は97.8%の透水率※ があり、ネコちゃんのおしっこが下段に流れやすいのも特長。猫砂の表面に残ったおしっこも素早く吸収し、猫砂の表面をさらさらにキープします。ベタつかないため、ネコちゃんが快適に使えるほか、おしっこが肉球について部屋を汚してしまうことも防げます。
※大王製紙調べ
粒サイズは「大粒」と「小粒」の2種類。大粒はネコちゃんの肉球に挟まりにくく、トイレの外に散らばりにくいのが特長です。小粒はネコちゃんが砂をかきやすいサイズ。細かい砂粒を好むネコちゃんにおすすめです。いずれも、スノコに挟まったりスノコの隙間から下に落ちたりすることなく使用できます。
大粒(左)と小粒(右)を好みに合わせて選べる
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂」については、下記のページをご覧ください。
キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」は、3~4日間交換、1週間交換、複数ネコ用1週間交換の3種類。交換頻度やネコちゃんの頭数に合わせて選べます。サイズは縦約45cm、横約30cmで、どのシステムトイレにもフィット。トレーとシートのあいだにすきまができにくく、ネコちゃんがトイレのどこでおしっこをしても、しっかりキャッチしてモレを防ぎます。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」は、柿から生まれた天然消臭成分「カキタンニン」配合で、消臭効果が続くのが特長のひとつ。トイレのニオイの原因である「3-MMB」とカキタンニンが結合することによって、ネコちゃんの排泄臭を元から除去します。さらに、抗菌剤も配合しており、菌の発生・増殖を抑制する効果も期待できます。
ネコちゃんのおしっこをたっぷり吸収できるのも、「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」の特長。シートの端まで吸収体が入っているだけでなく、防水シートが吸収体をくるむように巻いてある額巻き構造のため、ネコちゃんがトイレの端っこや同じ場所で繰り返しおしっこしても端からモレるのを防いでくれます。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」は、白色シートを採用。ネコちゃんのおしっこにはたくさんの健康情報が含まれています。シートが白いことで、ネコちゃんのおしっこの色の変化に気づきやすく、愛猫の健康管理にも役立ちます。
「キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」については、下記のページをご覧ください。
キミおもい パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート
今回、7歳の愛猫(女の子)と暮らす私(ライター)が、実際に「キミおもい」の「パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用ネコ砂 小粒」と「パワフル消臭・抗菌 システムトイレ用シート」を使ってみました。
筆者の愛猫・にこ(左)、システムトイレに「キミおもい」の商品をセットした様子(右)
筆者の愛猫は、生後3ヵ月くらいのときに保護施設からお迎えして以降、固まるタイプの猫砂を使用しており、猫砂はずっと鉱物系です。なぜなら、鉱物系は消臭力が高いと思っているから。おしっこをしっかり固めてニオイの拡散を防ぐ鉱物系に勝るものはないと信じていたため、自宅でシステムトイレを使うのは今回が初めてです。
果たして、愛猫は気に入ってくれるのか。そして、気になる消臭効果や使い心地は?「キミおもい」のシステムトイレ用猫砂とシートを約1週間使ってみた感想をレポートします!
まず驚いたのは、おしっこをしても、うんちをしても、ニオイが気にならないこと。
ネコちゃんがおしっこをする回数は平均1日2~4回。我が家の愛猫も毎日必ず3回はします。
日が経てばさすがにニオってくるだろうと思っていたのですが、ニオイが気になることはほとんどなし。それだけでなく、普段ならニオイでわかるうんちも、猫砂でしっかり隠されていたら気がつかないこともあったくらいでした。
あまりにもニオわないので、途中で「もしかしたら、自分がニオイに慣れてしまっているだけかも?」と疑ったことも。ですが、外出から戻ってきたときでも室内にニオイがこもっている感じがしなかったので、文字どおり「パワフル消臭」を実感しました。
ネコちゃんあるあるかもしれませんが、我が家の愛猫は、毎回トイレ内のほぼ同じ場所におしっこをします。そのため、早々にシートからモレ出てしまうのではないかと心配していましたが、繰り返し同じ場所でおしっこをしても、端からモレた様子は見られませんでした。シートの下をチェックしても、湿ったり、ベトベトしたりしていなくて感激!
システムトイレはうんちをしたときに取り除くだけでいいとは知っていたものの、おしっこを吸収したシートがニオうのではないかという懸念から、固まる猫砂を使っていた我が家。ですが、正直おしっこをするたびに固まった砂を取り除くのが億劫なときもありました。
そのため、「キミおもい」の猫砂とシートをセットしたシステムトイレを使ってみたときの、ニオイの気にならなさとお手入れの簡単さにはびっくり!トイレチェックは習慣化していたとはいえ、お手入れが軽減されると、とても楽なことに気づきました。
また、鉱物系は自治体によって捨て方が異なるため確認が必要ですが、キミおもいのシステムトイレ用猫砂は再生パルプ素材なので、燃やせるゴミとして捨てられるのも良かったです。
ほかにも、猫砂が周囲に飛び散りにくい点や、再生パルプ素材ならではの軽さでトイレ本体を動かしてのお掃除がしやすかった点なども、メリットだと感じました。
肝心の愛猫の様子はというと、最初こそ見慣れないシステムトイレや猫砂に警戒心MAXだったものの、2~3日すると慣れたようで問題なく使ってくれました。小粒タイプを使ったためか、時折猫砂が肉球のあいだに挟まることもありましたが、それはどんな猫砂でも起こりうること。爪のあいだや肉球の奥といった細かい部分に入り込むことはないので、もしかしたら愛猫的にもお手入れがしやすかったかもしれません。
消臭力に関しては鉱物系の固まる猫砂に勝るものはないと信じていた筆者でしたが、実際にシステムトイレと「キミおもい」の猫砂&シートを使ってみた結果、消臭力以外のさまざまな面でも愛猫とオーナーの両方にメリットがありそうなことがわかりました。早速、固まる猫砂からの移行を検討したいと思います!
ここからは、「キミおもい」のシステムトイレ用商品を使った、ユーザーの方から寄せられた声をご紹介します。
※レビューコメントは、「キミおもい」のブランドページ(https://www.elleair.jp/kimiomoi/cat/)より引用しております。
※レビュー内容は商品をご利用いただいているお客様個人の感想です。
※コメントは一部抜粋しております。
今まで鉱物タイプの砂を使っていましたが、こちらは紙タイプの砂なので処理もしやすく、粒も細かいため、ネコたちも快適に使っています。ニオイもしっかり消臭してくれるので、大満足です!(だいはなさん)
今まで使っていたものは、数日するとニオうので頻繁に猫砂とシートを交換していました。こちらはニオイが気にならないため、非常に快適です。部屋に尿臭がしなくなりました。(にゃんちゃん1023さん)
シートに香りがなく不安がありましたが、消臭効果◎です!裏までおしっこがモレて交換が大変だったり、トイレにニオイがこびりついたりすることもなく、お手入れも助かっています。(モカにゃんさん)
キレイ好きなネコちゃんは、トイレに排泄物やニオイが残っていると、その場所で排泄するのを嫌がってトイレを我慢したり、本来のトイレ以外の場所で粗相したりすることがあります。ネコちゃん・オーナーさんが互いにストレスを感じないためにも、トイレのニオイ対策は欠かせません。
ネコちゃんのトイレのニオイを軽減するには、こまめなお掃除はもちろん、システムトイレや高い消臭力を持った猫砂・シートを使うのもおすすめです。ネコちゃんとの暮らしを快適にするためにも、消臭力にこだわった「キミおもい」のシステムトイレ用商品をぜひご活用ください。
ネコちゃんのトイレのニオイの主な原因は、ネコちゃんのおしっこやうんちに含まれる「フェリニン」という物質。これが分解されると、3-MMBという臭気成分が発生し、独特のニオイを発します。
また、梅雨など高温多湿の時期は、ほかの季節に比べてニオイが強くなる傾向があるほか、部屋を締め切った状態にしがちな冬場も、室内にトイレのニオイがこもりがちです。そのほか、トイレのまわりや猫砂の汚れがニオイの原因となる場合もあります。
ネコちゃんのトイレのニオイを軽減するには、トイレを清潔に保つのが基本です。おしっこやうんちはこまめに取り除き、トイレのまわりに飛び散った猫砂や汚れもふき取って、ニオイの元を残さないようにしましょう。頻繁にネコちゃんのトイレをお掃除するのが難しい場合は、システムトイレを使うのもおすすめです。
システムトイレは二層構造になっており、ニオイが気になりにくいのが特徴です。底がスノコ状になった上段に固まらない猫砂を入れ、下段にシートを敷いて使います。ネコちゃんが猫砂の上でおしっこをすると、スノコを通して下段に流れ、シートが吸収する仕組みです。おしっこを吸収するシートは消臭効果があり、週に1~2回くらいを目安に交換するだけで良いものもあります。ニオイ対策に有効なだけでなく、おしっこを片付ける手間が減るので、毎日のお手入れが楽になります。
画像提供/PIXTA
・猫のトイレのしつけのポイントは?うまくいかない場合の対処法も解説
・猫のうんちで健康チェック!色や形など見るべきポイントは?
・猫が便秘になる原因は?動物病院へ行く目安や便秘の予防法も解説