記事公開:2023.7.04
気温と湿気が増す梅雨時期から夏にかけて気になる汗のニオイ。放っておくと人に不快感を与え、人間関係や仕事に支障をきたすことも少なくありません。特に自分の汗のニオイは、他人の汗のニオイに比べて気づきにくいため、「汗をにおわせないためのケア」を意識することが大切です。
本記事では、夏を爽やかに乗り切りたい「男のための汗対策」と、男の汗に効果的な「エリエール for MEN ドデカシート(以下、「ドデカシート」)」の使用レポートをご紹介します。今年の夏は、汗ケアできちんとニオイ対策をしましょう!
この記事のポイント
そもそも、汗はどうしてにおうのでしょうか。実は、かいだときに不快に感じる汗くささは、汗そのもののニオイではありません。私たちが汗のニオイと認識しているのは、汗と汚れが混ざったものを細菌が分解したり、汗に含まれた成分が酸化したりしたときに発生する、ニオイ成分(ガス)が原因なのです。
汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、それぞれニオイやすさや、ニオイの性質が違います。
・エクリン腺
全身にあるエクリン腺から分泌される汗は、暑いときやスポーツをしたときにかく、サラサラとした汗です。
エクリン腺からの汗はほぼすべてが水分で、におい始めるのは汗をかいてしばらく経ってから。汗と皮脂や垢が混じり合ったものを、皮膚の表面に付着した細菌が分解することで、ニオイの原因物質が発生します。
・アポクリン腺
わきや性器の周辺などに多いアポクリン腺から分泌される汗は、過度な緊張や興奮を感じたときにかく汗です。水分のほかにたんぱく質や脂質、脂肪酸といった、ニオイの原因になりやすい成分が多く含まれているのが特徴。これらの成分が細菌によって分解されたり、酸化したりすることで、いわゆる「わきが」のような特有のニオイを発します。
汗は暑いときだけにかくものではありません。普段あまり意識をしていませんが、汗をかく要因は大きく3つに分けられます。
真夏の暑さによってかく汗や、運動したときにかく汗が「温熱性発汗」です。上昇した体温を調節するために、手のひらと足の裏以外の全身で分泌されます。体温を正常に保つために重要な発汗です。
取引先でのプレゼンで緊張感が高まったときや、大きなミスに気づいたときなど、手のひらやわき、足の裏などにかく汗が「精神性発汗」です。不安を感じたり、緊張状態だったりするときに分泌され、敵から逃げたい、手を湿らせてすべらないようにしたいといった、本能的な反応で分泌されているともいわれます。
また、汗と直接関係はありませんが、ストレスや疲労を感じると、血中のアンモニア濃度が高くなって皮膚から染み出したり、特有のニオイ成分が皮膚から放出されたりすることで、「ストレス臭」や「疲労臭」と呼ばれる独特のニオイを発することがわかっています。
辛いものを食べたとき、頭皮や顔、上半身などにかく汗が「味覚性発汗」です。カプサイシンなどの辛み成分が口内を刺激することで分泌され、食事が終わると自然に汗は引きます。
さまざまなシーンでかく汗は、人間の体の正常な反応です。特に温熱性発汗は、健康を維持する上で欠かすことができません。
汗は無理に止めるのではなく、におわせないように上手に付き合うことが大切です。ここからは、汗のニオイを防ぐために効果的な対策をご紹介します。
分泌元の汗腺の違いに加えて、汗腺の働きが悪いことも、においやすい汗が分泌される原因のひとつです。
汗腺は、血液内の血漿(けっしょう)という成分を濾過して、体に必要なミネラルなどを取り除いて、汗を作り出しています。汗をかく機会が多いと汗腺の濾過機能が鍛えられるため、ミネラルをほとんど含まず、サラッとしていて乾いてもあまりにおわない「良い汗」をかきます。
ところが、普段から汗をかく機会が少ないと汗腺の濾過機能が衰えてしまい、ミネラル濃度が高いため、べとつきがあってにおいやすい「悪い汗」をかくようになります。
良い汗をかくためには、普段から汗をかいて汗腺を鍛えることが重要。営業の外回りを少し早足にする、オフィスではエレベーターではなく階段を使うなど、軽く汗ばむような運動習慣を身につけましょう。
汗がにおうのは、すぐに対処せず放置するため。汗のニオイ対策は、「汗をかいたらなるべく早く拭き取る」のが基本です。最低でも、朝の出勤時と外出から戻った後は、必ず汗を拭きましょう。
トイレに行くタイミングで汗ふきシートを持っていき、首筋やわき、顔などをサッと拭いて戻ってくるだけでも、かなりニオイの発生を抑えることができます。
汗をかきやすいため、エチケットとしてスプレータイプやロールオンタイプ、スティックタイプなどの制汗剤を使用する方も多いでしょう。
制汗剤はその名のとおり、汗を抑えるためのもの。効果的に使用するには、乾いた肌に塗る必要があります。まずは汗ふきシートで丁寧に汗をぬぐって、さっぱりした肌に制汗剤を塗布しましょう。
夜はしっかり入浴して、きちんと汗をかいて汗腺を鍛えましょう。半身浴でたっぷり汗をかくのも効果的です。
さらに、朝は軽くシャワーを浴びるのがおすすめ。寝ているあいだにかいた汗や皮脂汚れを洗い流して、ニオイの発生を予防できます。
男の汗対策におすすめなのが、汗ふきシートの「ドデカシート」です。1枚で顔も体も拭くことができ、オフィスや出先でも、まるでシャワーを浴びたかのような爽快感が味わえます。
ここでは、「ドデカシート」の特長と、シーン別の利用例をご紹介します。
「ドデカシート」については、下記のページをご覧ください。
エリエール for MEN ドデカシート | エリエール
「ドデカシート」は、汗を拭いてもボロボロになったりヨレたりしない、厚手タイプのシート。鍛え上げた男性の上半身も、ゴシゴシ拭き上げることができます。
暑い夏の外回り、取引先に着く頃には、全身汗びっしょりなんてこともよくあります。汗をケアせずクライアントを訪問すると、相手に不潔な印象を与え、取れるはずの契約を逃すことにもなりかねません。取引先の訪問前に、社用車や駅のトイレなどのプライベート空間で汗を拭き取りましょう。
「汗ふきシートは気持ちいいけれど、強い香りが苦手」という方もいるはず。「ドデカシート」は、ひんやりさっぱりした使用感ながら、清潔感のあるシトラスの香りが特長です。汗を拭いた後、爽やかな柑橘系の香りがほんのりと漂います。
「もっと刺激を!」という方におすすめなのが「エリエール for MEN スーパークールタイプ」。メントールの配合量は、「ドデカシート」の約10倍!アルコールの配合率も変え、刺激的なクール感が味わえます。
ハードなリフレッシュ感は、眠気覚ましにもぴったり。うだるような暑さの外回りから会社に戻ったら、次は社内会議…。そんなときは、「スーパークールタイプ」ですっきりリフレッシュしましょう。
「ドデカシート」は、30cm✕30cmの超大判サイズ。両手で持って余るほどの大きさで、男性の顔をすっぽり覆うことができます。
ビジネスシーンはもちろん、休日にもこの大きさが大活躍します。例えば、キャンプやBBQ、音楽フェスなどのアウトドアイベントのとき。汗だくでシャワーを浴びたくても浴びられないときに、「ドデカシート」を広げてばっさりと顔にかければ、一気にリフレッシュできます。
「『ドデカシート』の良さを、もっとみんなに知ってほしい!」と考え、20代、30代、40代の男性社員をつかまえて試してもらいました。
普通の汗ふきシートかと思ったら、想像以上に大きくてびっくりしました。シートはやわらかいのに、適度に厚みがあっていい感じです。スポーツの後に汗を拭くときとか、けっこう雑にゴシゴシしちゃうんですが、これならボロボロにならずしっかり拭けそう。普段使いだけじゃなく、フェスやBBQなどに持っていきたいです。
「男のための汗ふきシート」って書いてあるので、強い香りをイメージしていたら、ほんのりと爽やかな香りで良かった。出勤したときにあまり強い香りがすると、周りに「ああ、汗ふきシートを使ってきたんだな」ってバレるじゃないですか。刺激も強すぎず、ぬれタオルで体を拭いたみたいにスッキリしますね。
汗ふきシートって、顔や体を拭いているうちにだんだんシートが黒く汚れてきて、いや~な気持ちになるんだけど、これはサイズが大きいから、白い面が長持ちして気持ちいいね。個人的には、メントールが10倍の「スーパークールタイプ」も使ってみたいと思った。さっぱりと気分転換できたので、午後の仕事もがんばれそう。
汗のケアは夏のマナー。たっぷり汗をかいても素早く拭き取れば、いやなニオイの発生を防ぐことができます。
また、運動や入浴で汗腺を鍛えることも重要。良い汗をかける体と、「ドデカシート」を手に入れて、この夏を爽やかに乗り切りましょう!
画像提供/PIXTA
監修者のご紹介
吉岡 容子先生(高梨医院院長 皮膚科・美容皮膚科)
東京医科大学卒業、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、皮膚科・美容皮膚科を経て、2012年より医療法人容紘会 高梨医院 皮膚科・美容皮膚科を開設。日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会、日本美容皮膚科学会など数多くの学会に所属する。
高梨医院 皮膚科・美容皮膚科