記事公開:2022.9.29
キャンプのベストシーズン!日差しがやわらぎ、風は爽やか、おいしい食材もたくさんあります。そんな、楽しいキャンプに欠かせないのが、除菌シートをはじめとしたウエットティシュー。日常生活のさまざまなシーンで役立つウエットティシューですが、キャンプでも重宝します。
そこで今回は、キャンプを衛生的に楽しむためのウエットティシューの活用法や、シーン・用途に合わせた選び方などをご紹介しましょう。 アウトドアでの遊びは、どうしても汚れてしまうもの。昨今のキャンプブームを受け、炊事場やトイレなど、設備の充実したキャンプ場が増えていますが、いつでもすぐに清潔な水が使えるとは限りません。
そんなとき頼りになるのが、キャンプの必需品ともいえるウエットティシューです。では、具体的にどんな場面で活躍するか、見ていきましょう。
キャンプ場では、屋外に設置されたテーブルや椅子、トイレなどを使うケースがよくあります。キャンプ場の管理者が適度にお掃除をしていても、風雨で汚れていたり、直前に誰かが使用したりしていることもあります。
そこで役立つのが、除菌のできるウエットティシュー。食事をするテーブルや椅子の手すり、トイレのドアノブなど、手でふれる部分をウエットティシューでしっかり除菌しましょう。
キャンプ中は、テントの設営や調理、ジュース・おやつの飲食など、手指が汚れてしまうシーンは多いもの。水道が設置されたキャンプ場であれば、すぐに汚れを洗い落とすことができますが、必ずしもテントの近くに水道があるとは限りません。
そんなときには、肌にやさしいタイプのウエットティシューがおすすめ。1枚で、泥やベタベタした汚れを拭き取ってから、もう1枚で丁寧に拭き上げることで、水がない場面でも手指を清潔にできます。また、水道があっても石鹸などが備えつけられていない場合は、流水で手を洗った後、さらにウエットティシューで拭き取ることで、安心して調理や食事ができるでしょう。
キャンプの楽しみといえばキャンプ飯。いざ調理を始める前に、まずは調理器具や食器をきれいに洗うことをおすすめします。キャンプ用のアイテムは、普段押し入れなどにしまっていることが多いですし、テントサイトまで運ぶあいだに、砂ボコリなどで汚れてしまっているかもしれません。また、レンタルした調理器具や食器は、きちんと洗えているか不安な面もあります。一通り清潔にしてから使うほうがいいでしょう。
なお、忘れてはいけないのが、使い終わった調理器具や食器の片付けです。ウエットティシューでおおまかに汚れを拭き取ってから、お湯を沸かして流すことで、油で汚れた調理器具もある程度サッパリ。必要以上に水を汚すことなく、スピーディーに後片付けができます。最後にもう一度ウエットティシューで拭き上げれば、家に帰ってからの食器洗いが楽になるでしょう。
楽しいキャンプが終わった後は、いよいよ撤収の時間。そのとき、テーブルや椅子、テントなどをそのまま車に積み込んでしまうと、土や砂で車内が汚れてしまいます。とはいえ、水道のある場所まで運んで行って、洗って、乾かして…としていたら、撤収時間がどんどん伸びてしまうことに。
そんなときも、ウエットティシューがあれば、キャンプグッズを片付けながら土や砂をサッと拭き取るだけでOK。アルコールタイプのウエットティシューは速乾性なので、濡れた部分が乾くまでじっと待つ必要もありません。なお、付着したばかりの汚れは、時間が経ったものよりも簡単に落とせます。テントや着ている服などもチェックして、気になる汚れがあれば、早めにアルコールタイプのウエットティシューで拭き取りましょう。汚れが落としやすいだけでなく、気になる菌も除菌できます。
一口にウエットティシューといっても、種類があることをご存じですか?それぞれの特徴を知り、用途に合わせて使い分けることで、秋キャンプでのウエットティシュー活躍シーンはもっと広がります。
ここでは、ウエットティシューの種類と使い分けのポイントをご紹介しましょう。
ウエットティシューは、「アルコールタイプ」と「ノンアルコールタイプ」の大きく2種類に分けられます。単なる成分の違いだけでなく、それぞれ特徴や用途も違うのです。
・アルコールタイプ
アルコールタイプのウエットティシューは、拭いた後に乾くのが早く、除菌効果も高いのが特徴。また、抗菌機能を持つものや、菌だけでなくウイルスまで除去できるものもあります。一般的に、テーブルやドアノブといった、物を拭くのに適しています。
・ノンアルコールタイプ
ノンアルコールタイプのウエットティシューは、無添加タイプや純水99%タイプなど、肌にやさしいのが特徴。物の除菌はもちろん、手指などを拭くのにも適しています(手指や皮膚の消毒・洗浄ができる、アルコールタイプの「消毒できるアルコールタオル(有効成分:塩化ベンザルコニウム)」もあります)。
除菌や抗菌、消毒などの違いについては、下記のページをご覧ください。
除菌、殺菌、滅菌…いろいろあるけど、その差は何?
ウエットティシューの容器は、その形状で「ボトルタイプ」「ボックスタイプ」「携帯用」の3種類に分けられます。それぞれどのようなシーンにおすすめなのか、見ていきましょう。
・ボトルタイプ
筒状の容器に入ったウエットティシューがボトルタイプ。大容量で取り出しやすく、枚数が多いので手軽に使える点がメリットです。家族でアウトドアを楽しむときや、人数の多いキャンプに参加する際、持っていくと重宝します。
・ボックスタイプ
ワンプッシュで蓋がオープンし、片手で取り出しやすいボックスタイプ。場所を取らず、重心が低いので安定しており、きちんと蓋をすれば乾きにくいという、アウトドアシーンで使いやすい容器です。みんなが集まるキャンプテーブルの上に設置しておきましょう。
・携帯用
容量は少なめながら、いつでもサッと取り出せるのが携帯タイプ。リュックやポケットに入れても邪魔にならず、必要なときにすぐ使用できるのが魅力です。テントを離れて遊びに行くときや、近くに水道がない場所へ行くとき、ひとつ持っていると安心です。
キャンプの楽しみのひとつが、おいしいご飯。キャンプ場で調理や食事を楽しむ際は、食中毒を防ぐためにも衛生面に注意する必要があります。ここでは、屋外調理をするときに気をつけたいポイントをまとめました。
調理や食事の前には、必ず手を清潔にしましょう。一見きれいに見えても、菌やウイルスが付着しているかもしれません。水道があるキャンプ場であれば、石鹸を使って丁寧に洗い流します。
水道がない場合は、手指用のウエットティシューできれいに拭き上げましょう。また、下記のような場面では、次の行動に移る前に、必ず手を清潔にしてください。
・肉類や魚介類、卵をさわった後
・トイレやおむつ交換をした後
・動物や虫、川の水などにふれた後
お家での調理に比べると、アウトドアでの調理はどうしても不衛生になりがちです。そこで、食品を食べやすい大きさにカットしたり、下味をつけたりする下ごしらえはあらかじめ自宅で行い、家を出る直前まで食材を冷蔵庫で冷やしておくことをおすすめします。また、下ごしらえをした肉類や魚介類は、野菜などの食材と分けて包装しておくことも大切です。
なお、キャンプなどで発生する食中毒の多くは、暑い車内に放置して傷んだ食品や、加熱不足の食品を食べたことで発生しています。キャンプ場に着いてからも、食材は調理の直前まで、クーラーボックスに入れて低温保管しておきましょう。
キャンプ場で調理する際は、肉類や魚介類と、野菜類・果物類の調理器具(包丁、トング、箸、まな板など)を必ず分けましょう。さらに、肉類や魚介類は「焼く用の箸」と「食べる用の箸」を使い分けます。
調理器具の数に限りがある場合は、野菜を先に切り、最後に肉を切るなど、器具の使用順を工夫することも大切です。
焼く、煮る、蒸すなど、どのような調理法でも構いませんが、肉類や魚介類は中心までしっかりと加熱しましょう。特に、レバーやホルモンといった内臓肉は、十分に加熱することがポイントです。
アウトドアでは、現地で採れる食材が気になるかもしれませんが、知らないキノコや山菜などを採って食べることは避けましょう。毒キノコや、有毒な成分を含む山菜を、見た目だけで判断するのは難しいものです。
調理に使った道具や食器は、水道があればきちんと洗い、ウエットティシューでしっかりと除菌しましょう。また、調理前の食材をのせていた食器やまな板に、別の食材や調理済みの料理をのせるときは、一度清潔な状態にしてから移すのがポイントです。
調理後は、ウエットティシューで拭きながら後片付けをすれば、帰宅してからの洗い物が、ぐっと楽になります。
除菌に、汚れ落としに、後片付けにと、秋キャンプで大活躍するウエットティシュー。ですが、使用時には注意すべき点もあります。安全・清潔にキャンプを楽しむためにも、次の4つのポイントに気をつけて使用しましょう。
キャンプグッズには、皮革素材を使用したアイテムもありますが、ウエットティシューに含まれるアルコールにより、変色や変質を起こす可能性があります。また、デリケートな素材や、塗装・コーティングが施された素材にウエットティシューを使用すると、劣化やはげなどの原因となることも。アイテムの説明書をよく読み、判断が難しい場合は変色などを起こさないか、目立たない場所で試してみるのもひとつの方法です。
アルコールタイプのウエットティシューは揮発性が高いため、火気の近くで使うと引火するおそれがあります。焚火やコンロのそばに置いたり、火のそばで使用したりしないよう、十分に注意しましょう。
肌にやさしいノンアルコールタイプや、純水99%のウエットティシューであっても、目や粘膜、傷口などに使用してはいけません。目にゴミが入ったときやケガをしたときは、きれいな水で汚れを洗い流し、何らかの異常があるようであれば、すぐに病院の受診をおすすめします。
ウエットティシューの除菌効果は、濡れている状態で最大限に発揮されます。蓋をしっかり閉めておかないと、いざ使おうとしたとき乾燥していて使えないということも。
また、蓋を開けたままにしておくと、容器の中にゴミが入ってしまう可能性があります。使用後は必ず、蓋をきちんと閉めるよう心掛けましょう。
エリエールは、シーンに合わせて選ぶことのできる、さまざまなウエットティシューをラインナップしています。ここでは、その一部をご紹介いたしましょう。
「除菌できる」シリーズは、速乾性があり除菌効果の高い、アルコールタイプのウエットティシュー。キャンプはもちろん、身の回り品の除菌やお掃除に、幅広くお使いいただけます。
・除菌できるアルコールタオル
99.99%除菌のスタンダードモデル。身の回りの除菌やお掃除に。
除菌できるアルコールタオル|除菌できるシリーズ
・除菌できるアルコールタオル ウイルス除去用
菌だけでなくウイルスも除去できる!衛生が気になる身の回りの拭き取りに。
除菌できるアルコールタオル ウイルス除去用|除菌できるシリーズ
・除菌できるアルコールタオル 抗菌成分プラス
除菌、抗菌、防臭機能を備えた独自のトリプル処方。菌の増殖を48時間ブロック!
除菌できるアルコールタオル 抗菌成分プラス|除菌できるシリーズ
・消毒できるアルコールタオル
手指や皮膚の消毒・洗浄が可能!食事の前や料理前にしっかり消毒。(指定医薬部外品)
消毒できるアルコールタオル|除菌できるシリーズ
「Puana(ピュアナ)」シリーズは、無添加処方で肌にやさしいウエットティシュー。ノンアルコールと、純水99%の2種類をラインナップしています。
・Puana除菌ノンアルコールタイプ
天然由来の除菌剤を配合。除菌はしたいけれどアルコールは苦手という方に。
エリエール Puana(ピュアナ)除菌ノンアルコールタイプ 本体
・Puana純水99%
化粧水グレードのウエットティシュー。お子様の手指や口元にも安心して使えます。
エリエール Puana(ピュアナ)純水99% 本体
キャンプでは、ウエットティシューが役立つ場面がたくさん。「いざというときに除菌シートが足りない」なんてことのないよう、物を拭くアルコールタイプと、手指を拭くノンアルコールタイプの両方を、予備も含めて用意しておくと安心です。手指や身の回りのものを清潔に保ちながら、アウトドアを安心・安全に楽しんでください!