妊娠後期(妊娠9ヶ月-32・33・34・35週)のママの身体に起こりやすい吐き気などの症状と、おなかの中の赤ちゃんの変化についても解説します。
みぞおちあたりまで子宮がひろがるため、胃が圧迫され、つわりや胸やけなどの症状が出る場合があります。また歩行時や階段の上り下りの時に動悸や息切れが激しくなる場合もあります。
胃が子宮に押されるために起きる症状です。食事がすすまなくなったりする時は、何回かに分けて食事をするなど、一定のカロリーを摂るようにしましょう。この際、主食を減らして間食で補うと栄養バランスが悪化し、かえって体重増加などを招いてしまうため、一食分を何回かに分けて食べるようにしましょう。
子宮が膀胱を圧迫することで生じます。排尿の回数が増えたり、くしゃみなどで尿モレを起す場合もあります。
この時期、急に全身がむくみ、体重が増加して頭重感もある場合、妊娠高血圧症候群の発症が疑われます。主な症状は高血圧と蛋白尿です。妊娠32週から分娩までの妊娠後期に発症が増加する傾向にあるため、異常を感じたら早めにかかりつけの医師に相談しましょう。
赤ちゃんの頭が骨盤の中に下がってくることで、骨盤が圧迫され子宮を支える靭帯が引っ張られることで生じます。
血液の循環量が増えるため、心臓や腎臓、肺への負担が大きくなることで起きる症状です。
また貧血の悪化が原因の場合もあります。
いよいよ妊娠9ヶ月目に入りましたね。ママの身体も徐々に出産準備に向けて変化してきます。おなかが張る回数も徐々に増えてきているのではないでしょうか。この時期、おなかの張りがなかなか治まらない時や、急な全身のむくみ、体重増加、頭重感などの異常が認められたら、早めの受診をおすすめします。
大きくなった子宮の影響で吐き気や頻尿など不快なことも多くなりますが、あと少しです! 頑張りましょう。
皮下脂肪がつき、ふっくらした身体になってきます。髪の毛も生え、爪も伸びてきます。外見は出産時の赤ちゃんに近づいてきます。
赤ちゃんの大きさは身長46〜47センチ、体重2,550〜2,600グラムくらいになります。
産休は、産前と産後に取得できる労働基準法で定められた休業期間のことです。産前休業は出産予定の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)から取得することができます。産後休業は、出産後の8週間です。この期間は法律上働くことができない期間になっています。ただし産後6週間経過を条件に、ママの希望で働きたい場合は職場に復帰することもできます。働いているママは一度職場で相談してみましょう。
Goo.Nの商品紹介はこちら