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ホーム グーン(GOO.N) お役立ち情報 おくるみの巻き方 手順と注意点を解説
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おくるみの巻き方 手順と注意点を解説

記事公開:2024.12.23

赤ちゃんをやさしく包み込む「おくるみ」。スワドルやアフガンなどとも呼ばれ、さまざまな色やデザインのものがあります。その巻き方は意外と奥が深いもの。本記事では、新米ママ・パパの皆さんに向けて、おくるみの基本的な3つの巻き方を紹介します。おくるみに関する先輩ママ・パパへのアンケート結果や、おくるみを使用するときの注意点なども盛り込んでいるので、ぜひ最後までお読みください。

おくるみとは、赤ちゃんをやさしく包む布のこと

おくるみとは、赤ちゃんを優しく包み込むための布です。おくるみを利用することで、抱っこのしやすさが向上するほか、赤ちゃんの体温調節や、寝かしつけにも役立ちます。おくるみには、さまざまな色やデザインのものがあり、出産祝いなどでお友達からいただくケースも多いでしょう。

おくるみには明確な定義はなく、四角い布や三角形の布、袋状のもの、マジックテープ付きのものなど、さまざまな形状があります。また、風通しの良いガーゼ生地、タオルのようなパイル生地、冬でも暖かいフリース生地やボア生地など、素材もいろいろ。赤ちゃんの肌やママ・パパの好み、季節などに合わせて好きなものを探すのも楽しさといえます。

なお、おくるみは英語で「スワドル(swaddle)」といいますが、日本では一般的に、1枚の布タイプのものをおくるみ、服のように着せるタイプのものをスワドルと呼ぶことが多いようです。

月齢別・おくるみの巻き方

おくるみは、赤ちゃんの成長に応じて、巻き方を工夫することが大切です。適切な巻き方をすることで、赤ちゃんを安全・快適に包み込み、安心感を与えることができます。ここでは、おすすめの3つの巻き方を紹介しましょう。

基本巻き:生後0~2ヵ月におすすめ

基本巻きは、生後0~2ヵ月の赤ちゃんに適した巻き方です。赤ちゃんをすっぽりと包み込むことによって、赤ちゃんの手足が自由に動きすぎないようにできます。
また、赤ちゃんに、ママのおなかの中にいたときのような安心感を与えられるでしょう。

<基本巻きの手順>
1. おくるみをひし形に広げ、上の角を布の中心点に合わせるように折って、肩が折り目に沿うように赤ちゃんを寝かせます。
2. 赤ちゃんの右手(または左手)が体の横にまっすぐになるようにして、手と同じ側の布の端を持ち、赤ちゃんを包むようにかぶせて、布の端を背中の下に挟み込みます。
3.足元の布を、赤ちゃんの足を締め付けないようにふんわりと折り、布の端を首元から背中の下に入れます。
4. 反対側の手も体の横にまっすぐにして、手と同じ側の布を赤ちゃんに巻き付けます。
5. 余った布の端を、赤ちゃんの背中に巻き込んだら完成です。

月齢別・おくるみの巻き方

おひな巻き:生後0~2ヵ月の寝かしつけに効果的

おひな巻きは、基本巻きよりも赤ちゃんの手足を、やや制限できる巻き方です。モロー反射によって、赤ちゃんがビクッと驚いて目を覚ますのを防ぎ、寝かしつけに効果的とされています。

<おひな巻きの手順>
1. おくるみを四角く広げ、赤ちゃんの顔がおくるみから出るように寝かせます。
2. 片方の布の端を、赤ちゃんの肩を巻き込むように斜めに巻き付けます。
3. 反対の布の端も同様に斜めに巻き、赤ちゃんの頭を頂点にした台形の形にします。
4. 赤ちゃんの足を締め付けないように注意しながら、足元の布の端を上へ持ち上げて、赤ちゃんの肩の下に差し込みます。
5. 反対の足元の布も同様に持ち上げて、赤ちゃんの肩の下に織り込んだら完成です。

おひな巻きの手順

モロー反射については、下記のページをご覧ください。
モロー反射って何?原始反射の種類と対処法、よく似た疾患を解説

半ぐるみ:生後3~4ヵ月におすすめ

半ぐるみは、手の動きを妨げないようにしつつ、体を包むことで安心感を与える巻き方です。少しずつ手足を動かし始める、生後3~4ヵ月の赤ちゃんに適しています。

<半ぐるみの手順>
1. おくるみを半分に折って逆三角形を作り、脇の下と折り目が合うように赤ちゃんを寝かせます。
2. 片側の布を体に巻き付けて、布の端を背中の下に挟み込みます。
3. 足元の布を、赤ちゃんの足を締め付けないようにふんわりと折り、脇の下から背中の下に入れます。
4. もう片側の布を体に巻き付けます。
5. 一周巻いた後、布の端を赤ちゃんの胸の隙間に差し込んだら完成です。

半ぐるみの手順

おくるみを巻くときは足をまっすぐにしない

おくるみを巻くときは、赤ちゃんの足をまっすぐにしないように注意してください。新生児は、骨や関節がまだやわらかいもの。赤ちゃんの足をまっすぐに固定してしまうと、足の付け根の関節に負担がかかって外れてしまう、「乳児股関節脱臼」を引き起こすリスクがあります。
おくるみを巻くときは、赤ちゃんの足が自然に曲がった状態でふんわりと包み、足を自由に動かせるくらいのゆとりを持たせてください。

おくるみを巻くときは足をまっすぐにしない

おくるみに関する先輩ママ・パパアンケート

赤ちゃんに安心感を与え、温度調節や寝かしつけにも役立つおくるみですが、「おくるみは赤ちゃんに良くない」という意見もあるようです。
そこで、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパに、おくるみに関するアンケートを実施しました。

※コメントは一部抜粋しています


【調査概要】
調査対象:クラブエリエール会員の20~70代男女
調査期間:2024年9月25日~9月30日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:1,017件


おくるみを使ったママ・パパは約7割

初めに「赤ちゃんにおくるみ(スワドル)を使いましたか?」と聞いたところ、約7割の人が使用したことがあるとわかりました。

■赤ちゃんに「おくるみ(スワドル)」を使いましたか?

赤ちゃんに「おくるみ(スワドル)」を使いましたか?

おくるみは、複数枚あるほうが便利

次に、「おくるみは何枚あるといいと思いますか?」と聞いたところ、最も多かったのは「2枚(38.4%)」という意見で、以下「3枚(22.0%)」「1枚(19.2%)」となっています。
複数枚あるほうがいい理由としては、「よだれでぐしょぐしょになる」「ミルクを吐き戻したとき、すぐに洗濯できる」「洗い替えで3枚は最低でも必要」「お昼寝用、寝室用など枚数はあるだけいい」といった意見がありました。

■おくるみは何枚あるといいと思いますか?

おくるみは何枚あるといいと思いますか?

約9割のママ・パパがおくるみ肯定派

最後に「赤ちゃんに、おくるみは必要だと思いますか?」と聞いたところ、「必要」「あると便利」を合わせて89.6%の人が「おくるみ肯定派」であることがわかりました。

おくるみが「必要」という人の意見としては、「モロー反射でしょっちゅう起きてよく泣く子が、おくるみを巻いたら泣くことが減り、楽になった」「背中スイッチが発動しにくくなった」「あまり寝ない子が長時間寝てくれるようになった」などの声がありました。

「あると便利」という人は、「防寒、日差し除け、授乳ケープの代用などいろいろ使える」「なくても寝てくれるが、あったほうが早く寝てくれる」「外出先で下に敷いたり、タオルケットにしたりできる」「首が座っていないとき、抱っこが安定する」といった意見が多くみられました。

なお、「不要」という人からは、「バスタオルで代用できる」「うちの子は嫌がって使わなかった」「スワドルは卒業が大変と聞いた」「動きの制限をすることがかわいそう」「使い方を誤ると、乳幼児突然死症候群や股関節脱臼の原因となる」といった意見をいただきました。

■赤ちゃんに、おくるみは必要だと思いますか?

赤ちゃんに、おくるみは必要だと思いますか?

おくるみを巻くときの注意点

おくるみは、赤ちゃんを包んで安心感を与えられるアイテムですが、巻き方や使用する環境、使用時期によってはリスクを伴う場合があります。安全に使用するために、いくつかのポイントに注意しましょう。

きつく巻きすぎない

赤ちゃんをおくるみで包むとき、きつく巻きすぎると、呼吸や血流を妨げる可能性があります。ただし、巻き方がゆるいと、赤ちゃんの体を固定できません。
目安として、赤ちゃんの胸とおくるみのあいだに、大人の手のひらがすっと入る程度の余裕を持たせましょう。赤ちゃんの動きを適度に制限しながら、安心感を与えることができます。

室温・湿度に注意

おくるみを使う際は、室温や湿度にも気を配る必要があります。赤ちゃんは、大人に比べて体温調節機能が未熟なため、過度に包んでしまうと体温が高くなりすぎることがあるのです。
特に、夏場や暖かい環境では通気性の良い素材のおくるみを選び、おくるみを巻いたあとは、赤ちゃんの様子をこまめに観察しましょう。

寝返りが始まったらおくるみは卒業

赤ちゃんが寝返りを始めるようになる生後4~6ヵ月頃は、おくるみを卒業する時期です。寝返りを打ち始めた赤ちゃんがおくるみに包まれていると、うつ伏せ寝になってしまった状態から元に戻れなくなる危険があります。
また、直接的な関連は不明なものの、乳児の月齢とともに乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まる可能性があるという海外の研究結果もあります。安全な寝かせ方を心掛け、適切なタイミングでおくるみを卒業させましょう。


監修者のご紹介

竹中 美恵子先生(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
難病指定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション認定医。小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で診られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。

女医によるファミリークリニック


【商品紹介】新生児の赤ちゃんにやさしい「グーン」シリーズ

生後28日未満の新生児は、肌が敏感。おくるみだけでなく、おむつやおしりふきは、刺激が少なく安心できるものを選んであげましょう。
新生児の敏感な肌のことを考えた、やさしい「グーン」シリーズをご活用ください。

グーンプラス 敏感肌にやわらかタッチ 新生児用

グーンプラス 敏感肌にやわらかタッチ 新生児用

「グーンプラス 敏感肌にやわらかタッチ 新生児用」は、生まれたばかりの赤ちゃんの、敏感な肌へのやさしさにこだわった紙おむつです。やわらかい肌触りの<ぽこぽこクッションシート>は、肌に触れる部分を最小限にするとともに、凹凸でゆるうんちを広げずキャッチします。
また、「エリエール贅沢保湿」と同じ保湿成分を配合し、保湿ティシューのようななめらかさで、こすれ負担を軽減。おむつ内の湿気を追い出す<全面通気性シート>や、交換タイミングがわかりやすい<おしっこお知らせライン>など、赤ちゃんとママ・パパにやさしいこだわりを満載しています。

※ 大王製紙ベビー用紙おむつ従来品との比較。

「グーンプラス 敏感肌にやわらかタッチ 新生児用」については、下記のページをご覧ください。
グーンプラス 敏感肌にやわらかタッチ 新生児用

グーン 肌にやさしいおしりふき

グーン 肌にやさしいおしりふき

「グーン 肌にやさしいおしりふき」は、不純物を取り除いた純水を、99%使用したおしりふきです。たっぷりの水分で、こびりついたうんちも洗い流すようにやさしく拭き取れます。ノンアルコール、パラベンフリー、無香料で、生まれたその日から赤ちゃんに使用できます。

「グーン 肌にやさしいおしりふき」については、下記のページをご覧ください。
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赤ちゃんの成長に合わせておくるみの巻き方を変えよう

おくるみは、赤ちゃんに安心感を与え、抱っこや体温調節、寝かしつけにも役立つ便利なアイテムです。赤ちゃんの成長に合わせて、おくるみの巻き方を変えていくことで、赤ちゃんのすこやかな成長をサポートできます。
一方で、赤ちゃんの安全と快適さを守るため、おくるみの正しい使用法にも注意してください。なお、赤ちゃんの成長とともに、おくるみの役割は次第に薄れていきます。赤ちゃんの様子を見ながら、タイミング良くおくるみを卒業させましょう。

よくあるご質問

おくるみとスワドルの違いは?

おくるみは英語で「スワドル(swaddle)」といいますが、日本では一般的に、1枚の布タイプのものをおくるみ、服のように着せるタイプのものをスワドルと呼んでいます。どちらも赤ちゃんを包んで、安心させるためのアイテムです。なお、おくるみに明確な定義はなく、さまざまな形状・素材のものがあります。

おくるみのメリットは?

おくるみを使うメリットは、抱っこのしやすさが向上するほか、赤ちゃんの体温調節や、寝かしつけにも役立つことです。また、適度に赤ちゃんの動きを制限することで、モロー反射で赤ちゃんが驚いて目を覚ますのを防ぎ、深い眠りをサポートします。

おくるみを巻くときの注意点は?

おくるみを巻く際は、赤ちゃんをきつく巻きすぎないことが大切です。赤ちゃんの胸とおくるみのあいだに、大人の手のひらがすっと入る程度の余裕を持たせます。
また、赤ちゃんの足をまっすぐに固定すると、股関節に負担がかかるため、足は自然に曲げておくのがポイント。そのほか、室温・湿度にも注意し、こまめに赤ちゃんの様子を確認してください。なお、寝返りが始まったら、おくるみは卒業しましょう。

画像提供/PIXTA

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