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ホーム グーン(GOO.N) お役立ち情報 3歳児の発達の目安とは?おむつはずれの時期や接し方も解説
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3歳児の発達の目安とは?おむつはずれの時期や接し方も解説

記事公開:2024.12.23

3歳になると、身体的にも精神的にも成長し、自分でできることが多くなります。一方で、イヤイヤ期から反抗期に移行する時期でもあるため、親子のコミュニケーションに悩むママ・パパもいるでしょう。

そこで今回は、小児科医監修のもと、3歳児の成長や発達の目安、接し方のポイントについて解説します。3歳で完了する子が多いといわれる「おむつはずれ」についてのアンケート調査結果も、ぜひ参考にしてください。

※発育・発達には個人差がありますので目安として参考にしてください。

3歳児の身長・体重、おむつ替えの頻度

3歳になると、赤ちゃんらしさが残っていた体型から少しスリムな体型になってきます。まずは、3歳児の身長・体重の目安、おむつ替えの頻度について解説します。

身長・体重の目安

厚生労働省「平成22年 乳幼児身体発育調査報告書」によると、3歳0~3歳12ヵ月未満の身長と体重の目安は、下記のとおりです。

<3歳0~12ヵ月未満の男の子の身長と体重の目安>
・3歳0~6ヵ月未満:身長88.8~101.8cm/体重11.72~17.43kg
・3歳6~12ヵ月未満:身長92~105.8cm/体重12.42~18.82kg

<3歳0~12ヵ月未満の女の子の身長と体重の目安>
・3歳0~6ヵ月未満:身長87.7~100.6cm/体重11.04~16.76kg
・3歳6~12ヵ月未満:身長90.9~104.5cm/体重11.83~18.27kg
出典:厚生労働省「平成22年 乳幼児身体発育調査報告書

3歳から4歳になるまでの1年間は、体重の増加がゆるやかになり、身長が急激に伸びる時期です。100cmを超える子も出てくるでしょう。手足が長くなり、赤ちゃんのときより少しスリムな体形になってきます。

おむつ替えの頻度

乳児期は頻繁に行っていたおむつ替えですが、3歳になると頻度がかなり少なくなってきます。また、少しずつ、おむつはずれが完了する子も出てくる時期です。
そこで、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパに、3歳児のおむつ替えの頻度について調査しました。


【調査概要】
調査対象:3歳以上の未就学のお子さまがいるクラブエリエール会員の20~70代男女
調査期間:2024年9月18日~9月27日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:171件


■お子さまが3歳の頃のおむつ替えの頻度は、1日どのくらいでしたか?

お子さまが3歳の頃のおむつ替えの頻度は、1日どのくらいでしたか?

3歳児のおむつ替えの頻度について、先輩ママ・パパに伺うと、最も多かった回答は1日3~4回で60人でした。次いで多かったのが1日5~6回の40人、1~2回の26人となっています。
3歳児はトイレトレーニング中の子も多い時期のため、おむつ替えの頻度も徐々に減るタイミングといえます。

3歳児の特徴

3歳児は、自我の発達が進んで社会性が育つなど、感情面での成長が大きく見られる時期です。ここからは、3歳児の特徴について解説します。

より複雑な会話ができるようになる

3歳児は知能の発達がめざましく、学習能力や記憶力が高まる時期です。語彙が急激に増え、接続詞や助詞を使って単語をつなぎながら、徐々に長い会話ができるようになります。
また、「名前や年齢などの簡単な質問に答える」「小さな数を数える」「物の大きさを比較する」「ルールを理解する」といったことができるようになります。こうした知識の広がりから、より複雑な内容で子どもと言葉のキャッチボールができるでしょう。

グループ遊びに興味を持つようになる

3歳頃になると、周りの同年代の子に興味を持ち始めるようになります。最初は一人で遊ぶことが多くても、親や保育士などが関わることで、徐々に子ども同士でいっしょに遊べるようになるでしょう。
また、3歳頃から、少しずつ他人の気持ちを考える力が芽生えてきます。友だちとの関わりの中で、社会性が育っていくので、たくさんの子と接する機会を作ることが大切です。

イヤイヤ期から反抗期に変わる

自我の発達が進む3歳児は、自分のしたいこと、したくないことが明確になり、より自己主張が強くなる時期です。2歳頃から始まるイヤイヤ期とは少し違い、3歳頃になると明確な意思表示をするようになります。個人差もありますが、「話を理解した上で反抗する」「注意をしたら、わざと反対のことをする」といった行動をすることも増えてくるでしょう。

おむつを卒業する子も出てくる

3歳になると、おむつを卒業して、自分でトイレに行ける子も出てくるでしょう。しかし、一日中おむつをはずせるわけではなく、うんちはおむつでないとできない子や、寝ているあいだはおむつが必要な子もいます。

おむつはずれが完了した時期についてママ・パパに調査

3歳前後になると、おむつがいらなくなる子も増えてきますが、おむつはずれのペースは個人差が大きいものです。そこで今回は、クラブエリエール会員の先輩ママ・パパに、日中のおむつはずれが完了したタイミングについて聞いてみました。

お子さまの日中のおむつはずれが完了した時期はいつ頃ですか?

お子さまの日中のおむつはずれが完了した時期はいつ頃ですか?

おむつはずれが完了している3歳以上のお子さまを持つ先輩ママ・パパに、日中のおむつはずれが完了した時期(夜のみおむつをしていた場合も含む)を伺ったところ、3歳~3歳6ヵ月未満で完了したという回答が最も多く、39人でした。次いで、2歳6ヵ月~3歳未満が33人となっています。
2歳6ヵ月~3歳6ヵ月未満の1年で約6割の子が日中のおむつはずれを完了していますが、4歳以降に完了した子も1割程いる結果となりました。

竹中先生のアドバイス「トイレを楽しい空間と思ってもらうことが大切です」

トイレは小さな子どもにとっては恐怖の場所です。「水を流す音も大きい」「小さな箱の中に入らなければいけない」など、閉鎖空間の中で、プレッシャーと戦わなければなりません。
トイレに楽しい絵などを飾って明るい空間にするなど、お子さまを怖がらせないように工夫するといいですね。また、最初は水を流す音が怖いので、お子さまが離れた場所に行くのを待って、水を流すようにして慣らしていきましょう。

トイレの話とは異なりますが、この時期は集団生活に慣れることも大切です。幼児教室や体操教室などに通うのもおすすめです。

3歳児のお世話のポイント

3歳児は、自分でできることが増えるため、赤ちゃんの頃とはお世話の方法が変わります。この時期に意識したいお世話のポイントについて見ていきましょう。

睡眠時間や生活のリズム

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」では、3歳児の睡眠時間の目安は、10~13時間とされています。10時間以上を目安に夜の睡眠を取り、足りない分は昼寝で補いましょう。朝食をしっかり食べて午前中に体を動かし、昼食後に昼寝をすると、生活リズムが整いやすくなります。なお、昼寝の時間が夕方以降になると、夜の睡眠に影響が出てしまうので注意が必要です。
また、3歳になると体力がついてくるので、昼寝が不要になる子も増えてきます。

食事やお菓子の目安

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、3歳児の1日に必要なエネルギーは、男の子が1,300kcal、女の子が1,250kcalです。基本的には1日3食で、必要に応じて間食を与えます。
3歳児の成長を支えるためには、特にたんぱく質、カルシウム、鉄分を意識したバランスの良い食事が大切です。間食では足りない栄養を補うことも大切ですが、次の食事に影響しないよう、量に注意しましょう。

また、手指の発達が進む3歳児は、フォークやスプーンが上手に使えるようになり、お箸のトレーニングを開始する子も増えてきます。フォークやスプーンを、鉛筆を持つように握れるようになったら、お箸のトレーニングを始めるのもおすすめです。

トイレトレーニング(おむつはずれ)

3歳になると、「排せつはトイレでする」ということを理解できる子がほとんどです。そのため、トイレトレーニングも、2歳の頃よりも落ち着いて進めることができます。
もし、トイレトレーニングがうまく進まない場合は、子どもなりの理由があるかもしれません。子どもの機嫌がいいときに、トイレに行きたくない理由をやさしく聞いてみましょう。

子どもをトイレに誘うときは、睡眠や食事、お出かけの前後など、生活のリズムに合わせて、明るく声をかけることが大切です。無理強いをしたり、失敗を叱ったりすると、トレーニングがうまく進まない原因になるため注意してください。

スキンケア

3歳半頃になると、皮膚の角層の厚さが大人と同じくらいに成長し、肌のバリア機能も高まります。しかし、皮脂の分泌量はまだ少なく、肌は乾燥しやすい状態です。
また、3歳児は日中の活動量が多く、汗をかく機会も多いため、汗が刺激となってかゆみや湿疹などができやすくなります。肌トラブルのない状態を保つためにも、毎日きちんと洗うこと、保湿することを心掛けましょう。

3歳児との接し方

3歳児は、イヤイヤ期から反抗期に移行する子もいるなど、複雑な心の成長過程にいます。そんな3歳児と上手に向き合っていくための、接し方をご紹介します。

かんしゃくを起こしたら気持ちを代弁してあげる

3歳頃になると、会話でのコミュニケーションが徐々にスムーズになってきますが、自分の気持ちをうまく言葉にできず、かんしゃくを起こすこともあります。そんなときは、子どもの気持ちに寄り添い、気持ちを代弁してあげることが大切です。
「自分でしたかったんだね」「今はしたくないんだよね」というように、子どもの気持ちを受け止めて言語化してあげると、子どもは安心するでしょう。こうした経験を通じて、子どもは自分の気持ちを言葉で表現する方法を学んでいきます。

子どもの質問にはきちんと答えてあげる

2歳児から「なんで?」「どうして?」といった質問が増え始めますが、3歳児になると知的好奇心や探求心が旺盛になり、質問の頻度がさらに高まります。質問が多くてママ・パパは答えるのが大変かもしれませんが、丁寧に対応することで、子どもの思考力や想像力を育むことができます。

子どもの関心事に対してママやパパも興味を持ち、答えられることはできるだけ簡潔に、わかりやすく伝えましょう。難しい質問はいっしょに調べたり、反対に質問を投げかけて考えさせたりするのもおすすめです。

言語の発達には読み聞かせもおすすめ

3歳児の言語の発達には、さまざまな本を読み聞かせかることも効果的です。本を読みながら「これは何かな?」といった質問を投げかけて、子どもの言葉を引き出してあげてもいいでしょう。
子どもは大人の話し方をまねしながら、言葉の響きや音、正しい使い方を自然に学んでいきます。読み聞かせをしながら会話をすることで、言語の発達がより促されます。

3歳児の注意点

3歳児の注意点

3歳は、体つきや会話もしっかりしてくる分、大人側の気もゆるみやすくなるため、注意が必要です。ここでは、3歳児と過ごす生活の中で、ママ・パパが注意したい2つのことを紹介します。

発達の遅れが気になるときは3歳児健診で相談する

3歳0~6ヵ月頃になると、多くの自治体で3歳児健診が行われます。3歳児は、体や心、言葉の発達において個人差が大きくなる時期です。成長の目安より少し遅れていると感じても、深刻に考えすぎることはありませんが、気になることがある場合は、3歳児健診で医師に相談してみるといいでしょう。

迷子に気をつける

3歳になり自主性を持って行動することが増えると、迷子になる可能性も高まります。好奇心から一人でどんどん歩いて行ってしまい、親の姿を見失ってパニックになってしまうことも増えるでしょう。
3歳はいろいろなことが一人でできるようになる時期でもあり、親も子どもの行動を過信してしまいがちですが、まだまだ思考が幼く常識もしっかりと理解できていません。慣れている場所であっても子どもをしっかりと見守り、一人にしないようにしてください。


監修者のご紹介

竹中 美恵子先生(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
難病指定医、小児慢性特定疾患指定医、子どもの心相談医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション認定医。小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で診られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。

女医によるファミリークリニック


【商品紹介】3歳児のおしりをやさしく守る「グーン」シリーズ

3歳児は成長が著しいとはいえ、肌は乾燥しやすく、汚れによる刺激を受けやすい状態です。おむつによる肌への刺激が気になるなら、快適な使い心地でデリケートな肌をやさしく守る「グーン」シリーズがおすすめです。

グーンプラス やわらかタッチ パンツ Lサイズ/BIGサイズ

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「グーンプラス やわらかタッチ パンツ Lサイズ/BIGサイズ」は、活発な3歳児ものびのび動ける<ふわふわのびーるウエスト>が魅力のおむつ。おなかまわりがふわふわで、はいているあいだも快適な上、さっとはかせやすいのも特長です。また、肌に触れる表面シートには、保湿ティシュー「エリエール 贅沢保湿」と同じ保湿成分を配合。<吸収ブーストシート>でたっぷりおしっこも素早く吸収するから、肌への負担も軽減されて、いつでもサラサラ快適です。

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グーン ぐんぐん吸収パンツ Lサイズ/BIGサイズ

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「グーン ぐんぐん吸収パンツ Lサイズ/BIGサイズ」は、おしっこを素早く吸収してくれる<スピード吸収体>を採用しているから、3歳児のたっぷりおしっこもモレを防ぐことができます。さらに、<全面通気性シート>がおむつ内の湿気を追い出して、いつでも肌はサラサラ。二重構造ですきまモレをがっちりガードする<Wフィットギャザー>付きなので、活発に歩いたり走ったりするようになる3歳児にぴったりのおむつです。

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※1回の排尿量を60mLとして、12時間で6回の排尿数と想定。

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3歳児を叱るときは理由をきちんと説明してあげよう

3歳児は、言葉でのコミュニケーションが上手になる一方で、心の葛藤から、わがままやかんしゃくを起こすこともあります。そんなときでも、ママやパパは頭ごなしに否定したり叱ったりせず、子どもなりの理由に耳を傾けることが大切です。子どもに何かをしてほしい場合は、理由をきちんと伝えると納得してくれるかもしれません。
こうした親子のやりとりを通して、子どもはコミュニケーション力や社会性を育んでいくことができるでしょう。

よくあるご質問

3歳児の身長・体重の目安は?

3歳児の身長・体重の目安は、性別や時期によって異なります。厚生労働省「平成22年 乳幼児身体発育調査報告書」によると、男の子の目安は、3歳0~6ヵ月未満で身長88.8~101.8cm・体重11.72~17.43kg、3歳6~12ヵ月未満で身長92~105.8cm・体重12.42~18.82kgです。女の子の目安は、3歳0~6ヵ月未満が身長87.7~100.6cm・体重11.04~16.76kg、3歳6~12ヵ月未満が身長90.9~104.5cm・体重11.83~18.27kgになります。

おむつはずれはいつ頃完了する?

おむつはずれが完了する時期には個人差があります。大王製紙が、おむつはずれが完了している3歳以上のお子さまを持つ先輩ママ・パパに、日中のおむつはずれが完了した時期(夜のみおむつをしていた場合も含む)を伺ったところ、3歳~6ヵ月未満で完了したという回答が最も多く、39人でした。次いで、2歳6ヵ月~3歳未満が33人、3歳6ヵ月~4歳未満が21人となっています。

3歳児には、どんな叱り方をしたらいい?

3歳の頃は、イヤイヤ期から反抗期に移行することが多く、ママやパパの意見に反抗することも増えてくるでしょう。しかしそれには、子どもなりの理由があるものです。頭ごなしに否定せず、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。叱る場合は、理由をきちんと説明してあげてください。

画像提供/PIXTA

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