記事公開:2024.8.6
妊娠週数が37週を過ぎると、赤ちゃんがいつ産まれても良いとされる期間に突入します。出産が近づくと、ママの体には「おしるし」や「陣痛」といったサインが現れます。いざというときに慌てないよう、どんなサインが現れるのかをチェックして、心を落ち着けてその日を迎えましょう。
この記事では、出産のサインの種類や出産の流れ、出産方法などについて、具体的に紹介します。
「お産の始まりにちゃんと気づけるかしら?」と不安になる方も多いかと思いますが、赤ちゃんはママに伝わるように必ずサインを出してくれます。そのサインのひとつが、おしるしです。
おしるしとは、出産前に起こる少量の性器出血のこと。赤ちゃんの通路が広がり始めると、赤ちゃんを包んでいる卵膜が子宮の壁からはがれます。そのときに少しだけ出血し、おりもののように粘り気がある液体といっしょに出てくるのがおしるしです。
おしるしは、気づかないほどの量であったり、現れなかったりするケースもあります。また、おしるしが一度だけの場合も、何度か起こる場合もあるなど、現れ方は人によってさまざまです。
おしるしの色は、茶褐色やピンク色、量は下着に少しつくぐらいから月経量程度までと、その特徴にはかなり個人差があります。一般的には、小さなナプキンに収まる程度の量なら正常とされています。月経2日目を超えるほどの量がある場合は、早めに病院に連絡しましょう。
また、通常のおしるしは少し粘り気があるため、サラサラとした赤い出血だった場合にも、病院へ相談してください。
おしるしは、正期産の期間(妊娠37週0日から41週6日までの出産)に入ってから現れるのが一般的です。子宮口に続く子宮頸管が開き始めて起こる現象なので、おしるしが現れたからすぐに出産かと、焦る必要はありません。
なお、37週を過ぎてからのおしるしは正常ですが、それ以前の出血は早産の可能性もあるため、病院に相談するのがおすすめです。
おしるしが現れると、数日から1週間程度でお産となることが多いようです。ただし、これも個人差が大きく、おしるしの後、数時間で陣痛が起こる方や、数週間何も起こらない方もいます。
おしるしが数回にわたって起こる方や、一度も来ない方もいますので、あまり神経質にならないことが大切です。
お産のサインには、おしるし以外に「陣痛」「前駆陣痛」「破水」があります。おしるしと同じように、必ずすべての現象が起こるわけではありません。4つのサインの組み合わせは人それぞれで、現れる順番も人によって異なります。ここでは、それぞれのサインについて詳しく見ていきましょう。
陣痛とは、赤ちゃんを外に押し出すために子宮が収縮するときに生じる痛みのことです。子宮の筋肉がキューッと縮む動きと、ゆるむ動きを交互に繰り返すことで起こります。
最初は陣痛の起こる間隔が不規則で、痛みもそれほどではありませんが、次第に陣痛の間隔が狭くなり、痛みも増していきます。収縮が始まった時間から次の収縮が始まるまでの時間が規則的になり、痛みと痛みの間隔が10分くらいになってきたら、お産のため病院に向かう合図です。
前駆陣痛とは、陣痛の前に起こる不規則なおなかの張りや痛みのことです。人によっては出産の1ヵ月前から起こることもあります。前駆陣痛の間はまだ子宮口が開いていないことが多く、通常は分娩まで至ることはありません。
一般的には生理痛のような鈍痛や腰痛がありますが、痛みの程度も人それぞれなので、陣痛との区別はつきにくいところです。痛みの間隔が不規則だったり、痛みが一度消えてしまったりする場合は、陣痛まで様子を見てみましょう。
破水とは、赤ちゃんを包んでいた卵膜が破れて羊水が流れ出る現象です。通常、破水は陣痛が始まってから起こることが多いのですが、陣痛より先に破水する「前期破水」というケースもあります。
前期破水すると、卵膜が破れた所から赤ちゃんが細菌に感染してしまう可能性が高くなるため、病院に連絡をしてください。なお、破水をしたからといって、羊水がすぐに空っぽになってしまうことはないので、焦る必要はありません。病院に到着すれば、抗生剤の点滴を受けられます。
おしるしが来たからといって、慌てる必要はありません。まずは生理用ナプキンをあてて対応します。妊娠37週を過ぎてからおしるしがあった場合は、出産が近づいているサインです。お産に向けて心と体、環境を整える準備を進めましょう。
おしるしが来たら、落ち着いて入院準備の最終確認をします。おしるしが来たときに焦らないよう、病院に持ち込むものはあらかじめ準備しておきましょう。診察券や母子健康手帳、健康保険証などの必要書類、ママ用品、赤ちゃん用品、退院時の用品と分けて用意しておくと、いざ病院で使うときに便利です。
また、病院までの移動手段や、陣痛が起こった際の連絡先も確認しておきます。車での移動を予定している場合は、移動中に破水が起こっても対応できるように、大きめのビニールシートなどを用意しておくと安心です。
入院準備リストについては、下記のページをご覧ください。
出産前に準備しておく赤ちゃん用品チェックリスト|おむつの「GOO.N(グーン)」
おしるしが来ても、すぐに病院に向かう必要はありません。おしるしがあったら生理用ナプキンをあてて、しばらく様子を見ましょう。おしるしの量や頻度に気をつけながら、普段どおりに過ごしても大丈夫です。
病院に向かうタイミングは、陣痛の間隔や破水を目安にします。正常なおしるしから赤ちゃんが産まれるまでは、時間がかかることがほとんど。あまり早く病院に向かっても、医師の判断で自宅に戻ることになったり、入院できても入院費がかさむことになったりするため、焦らないことが大切です。不安なときは病院に連絡をして、医師の判断を仰ぎましょう。
おしるしの状態や頻度は人によって違いますが、心配なことがあったら遠慮せずに病院に問い合わせてください。出血とともにおなかが張ったり、激しく痛んだりする場合は切迫早産の可能性があります。
また、おしるしが赤くてサラサラした状態の血液だった場合や、ナプキンに収まらないほどの出血がある場合は、胎盤まではがれてしまっている可能性があります。すみやかに病院を受診しましょう。
おしるしがあり、陣痛が10分間隔で来るようになったら、病院に連絡を入れてから向かいます。ただし、特に初産婦の場合は、陣痛が始まってからが長丁場。病院によっては、陣痛の間隔がもう少し短くなるまで自宅で様子を見るよう、指示があることもあります。
入院してから出産までの経過は、「分娩第1期(開口期)」「分娩第2期(娩出期)」「分娩第3期(後産期)」「分娩第4期」に分かれています。
分娩第1期とは、陣痛が起こってから子宮口が10cm開くまでの期間です。陣痛の間隔が10分あるいは陣痛の頻度が1時間に6回以上になってからが、分娩第1期の始まりとされます。
分娩第1期(陣痛から出産まで)にかかる平均時間は、初産婦では10~12時間、経産婦では4~6時間とされていますが、これも個人差があります。病院に行けばすぐに産まれるというわけではないため、焦らず入院準備を整えてから病院に向かいましょう。
分娩第2期は、子宮口が全開大してから赤ちゃんが産まれるまでの期間です。陣痛の間隔は2~4分と短くなり、痛む時間も長くなります。また、ママはこの期間にいきむことになります。
分娩第2期の所要時間は、初産婦は通常約2時間、経産婦は約1時間です。
分娩第3期は、出産後、胎盤や卵膜、臍帯の娩出が完了するまでの期間です。産道が傷ついたり、子宮がゆるんで異常出血したりすることがありますので、娩出の処置は医師や助産師が行います。所要時間は5分から、長くて30分です。ママがいきんで胎盤を出すと、軽い陣痛のような痛みがあることも。
ママと赤ちゃんに異常がなければ、処置を行っているあいだにママが赤ちゃんを抱っこすることもできます。
分娩第4期は、無事に出産が終わった後です。赤ちゃんは新生児室へ、ママは自分の部屋に戻って休みます。最近では母子同室の病院も多く、その場合は出産後すぐに赤ちゃんといっしょに過ごすことができます。出産後に授乳を開始するママも多いようです。
たくさん抱っこして、やっと出会えたことを実感できる時間になりそうですね。
経腟分娩は、赤ちゃんが産道を通って産まれてくる出産方法です。一般的なお産は経腟分娩で行われ、経腟分娩が難しいと医師が判断した場合に帝王切開が行われます。
経腟分娩には下記のようにさまざまな種類があり、現在では自分で選べるようにもなりました。ご自身の望む出産方法を実施している病院やクリニックなどがあるか、チェックしてみてください。
自然分娩は、麻酔などを使わず、呼吸法や補助動作などを行うことで、痛みをやわらげて出産する方法です。日本で最も多く採用されています。
自然に出産のときが来るのを待ちますが、母子の安全のため、胎児の心拍と陣痛の状態をモニタリングする分娩監視装置を装着するのが一般的です。また、必要に応じて、最低限の医療処置を行います。
吸引・鉗子分娩は、赤ちゃんが苦しがっている、陣痛が弱いなどの理由で急いで分娩しなければならない場合に、最後の過程で赤ちゃんの頭を引っ張る方法です。赤ちゃんの頭を引っ張るときは、吸引器具や分娩鉗子を使います。また、おなかを押す「クリステレル胎児圧出法」を併用することもあります。
無痛分娩は、痛みを部分麻酔によってやわらげながら出産する方法です。まったく無痛なわけではなく、麻酔の量を調整しながら痛みを緩和させます。部分麻酔なのでママの意識はあり、赤ちゃんが産道を通る感覚もあります。
計画分娩とは、陣痛促進剤で陣痛を促して出産タイミングをコントロールする出産方法です。帝王切開や無痛分娩のほか、自然分娩の場合でも、出産予定日を大幅に過ぎてママと赤ちゃんが危険な状態にあるときなどに、医師の判断で行われます。
ソフロロジー式とは、出産前からイメージトレーニングと呼吸法、エクササイズを行い、リラックスした状態で出産に向かうことで痛みを緩和する出産方法です。出産は育児と考えて、妊娠中から赤ちゃんを思って母性を育て、前向きな気持ちでお産にのぞみます。陣痛を痛みと捉えず、赤ちゃんからの力だと考えるのも特徴です。
ラマーズ法は、呼吸法と補助動作を組み合わせて出産する方法です。ママが出産の仕組みを理解し、リラックスして行うことで痛みをやわらげる、精神予防性無痛(和痛)分娩法のひとつとされています。
いきむときの「ヒッ・ヒッ・フー」というリズムが有名ですが、分娩の段階に応じて呼吸の仕方を変えていきます。重要なのは呼吸法そのものではなく、リラックスした状態をつくることです。そのため、パパの立ち会いが前提となることもあります。
フリースタイル分娩とは、通常の分娩台ではなく、ベッドでクッションなどを使ってママの楽な姿勢で出産する方法です。分娩台で姿勢を固定することなく、自然に任せて自由に姿勢をとることができます。姿勢によっては分娩監視装置を装着しにくいため、胎児心音のモニタリングが難しくなることに注意が必要です。
座位分娩とは、上体を起こし、座った姿勢のままで出産する方法です。背もたれのついた椅子のような分娩台で行います。腹部に力が入りやすく、重力に逆らわないので赤ちゃんが下がりやすいとされています。
また、大動脈が圧迫されないので子宮や胎盤への血流が減少せず、胎児が酸素不足になる心配が少ない分娩方法です。
水中出産は、体温と同じくらいの温水プールに、羊水の塩分濃度に近づくよう自然塩を入れ、水中で出産する方法です。温水の中でリラックスでき、陣痛や出産の痛みをやわらげるといわれています。
水中から雑菌が子宮内に入ると、赤ちゃんが感染症にかかるリスクもあるので、設備が整った施設で医師や助産師の介助を得て行う必要があります。
自宅分娩は、助産師に自宅まで来てもらい、家族に見守られて出産する方法です。実施できるのは妊娠経過に問題がない場合に限られ、ママが健康であることが前提となります。
分娩に必要な物は自分で準備しなくてはならないため、早くから用意を進めなければなりません。また、緊急処置が必要となった場合の受け入れ先を事前に確保しておきましょう。
さまざまな出産方法の中で、実際にはどのような方法が選ばれているのかは気になるところ。そこで、クラブエリエール会員の先輩ママにアンケートを実施しました。
【調査概要】
調査対象:出産経験があるクラブエリエール会員の20~60代女性
調査期間:2024年6月25日~6月30日
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:541件
「どんな出産方法を選んだか」を聞いたところ、第一子と第二子以降で異なる出産方法を選んでいるケースもあるものの、自然分娩が最も多くなりました。次に多かったのは吸引・鉗子分娩となっています。
また、部分麻酔を用いた無痛分娩を行った方、陣痛促進剤を用いた計画分娩を行った方の合計は117件となり、全体の約5分の1のケースで計画的な出産方法が選ばれていました。なお、近年では和痛分娩の方法としてラマーズ法よりソフロロジー法のほうがポピュラーであるようです。その他の回答としては「フリースタイル分娩」や「座位分娩」という回答が見られました。
帝王切開は、開腹手術によって赤ちゃんを出産する方法です。まえもって日時を決めて行う「予定帝王切開」と、出産中に医師の判断で行われる「緊急帝王切開」があります。
予定帝王切開は、前回の出産が帝王切開だった場合、逆子の場合、子宮筋腫などの合併症がある場合に行われます。緊急帝王切開が行われるのは、赤ちゃんの心拍に異常がある場合、お産が長時間進まない場合などです。
厚生労働省の「医療施設調査」によると、2020年に実施された帝王切開の件数は分娩数全体の21.6%で、増加傾向にあるとしています。
一方で、日本では古くから自然分娩を良しとする風潮があり、帝王切開で分娩したことで後ろめたい気持ちを抱えてしまうケースもあります。帝王切開はママと赤ちゃんの命を守るために必要な出産方法であり、決して後ろめたさを感じる必要はありません。
また、事前に予定しなくても、緊急で帝王切開になる可能性はあります。妊娠中から帝王切開について知識を身に付け、いざというときに医師や助産師の説明に納得して決断できることが重要です。出産後に満足できるお産であれば、どんな方法でも、それがママにとって最良のお産といえます。
帝王切開を予定していても、いざ手術となると怖いと感じるママもいるかもしれません。ここでは、帝王切開を経験した先輩ママたちのコメントをご紹介します。
※コメント内容はお客さま個人の感想です。コメントは一部改変しています。
・20代ママ
陣痛に10時間耐えてから帝王切開になったので、心の準備ができておらず手術が始まるときは不安でいっぱいでした。麻酔のおかげで術中の痛みはありませんが、麻酔が切れてからは本当につらかったです。1日目は起き上がれず、痛み止めがあっても、ちょっとでも動いたりくしゃみや咳をしたりするともう激痛…2日目からは赤ちゃんに会いたい一心で、気合いで動きました。
アドバイスとしては、「痛み止めをしっかり飲むこと」「たくさん食べること」「ベッドに横になる時間は短く、できるだけ早くから動き始めること」です。
・40代ママ
初めてだったので、「とにかくおなかを切るのが怖い!」という気持ちと、「早く出して身軽になりたい!」という気持ちが入り混じった不安定な状態でした。意識がある間に手術をされるのは恐怖ですが、出てきた子どもを落ち着いて見られるのは良いことでした。担当医や麻酔科医含め、手術に関わる方々が明るく話をしてくれたおかげで、手術時間は短く感じられました。
術後は体がしんどいので、少しでも負担を減らせる便利グッズを用意しておくといいと思います。私は帝王切開用の産褥ショーツ、新生児も横抱きできる抱っこ紐などが役に立ちました!長い入院生活で足腰もボロボロで、新生児ですら抱くのが大変でした。便利なものはどんどん頼るといいと思います。
・30代ママ
私は双子を出産したのですが、出産する2ヵ月程前から、足のむくみがとてもひどく、靴が履けず、歩くのも痛いほどパンパンでした。通常の1.5~2倍くらいのむくみかなと思います。主人のサンダルを借りましたが、サイズが合わず足元が危ないので、むくんだときでも履ける靴があればいいのかなと思います。
帝王切開は、産後熱が出たり、痛みが続いたりする場合があるので、凍らない保冷剤があると、冷蔵庫から好きなときに出して冷やせるのでいいかなと思います。使用後は表面を洗ってから、食品保存用袋などで密閉し、冷蔵庫に入れると、衛生的にもいいと思います。
・40代ママ
手術を控えた前日は特に緊張して、夜に寝るなんて無理でした。ですが、胎動を感じた途端に「明日の今頃にはおなかの外にいるんだ」と明日が待ち遠しくなり、安心して寝ていました。
これから帝王切開を控えている方は、不安なときほど胎動を感じ取って、手術後を楽しみに体を休めて過ごしてほしいと思います。
上記のコメントは、2024年6月25日~6月30日に実施したアンケート調査でいただいたコメントです。
監修者のご紹介
佐藤杏月先生
八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子どもの子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人とともに2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック
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おしるしから陣痛までは数日から1~2週間のゆとりがあり、まだまだ慌てる時期ではありません。一度病院に向かったら、次に自宅へ戻るときには赤ちゃんもいっしょです。入院準備を入念に行うのと同時に、おうちの中も整理しておきましょう。
長かった妊婦生活を振り返り、赤ちゃんと過ごす新しい生活に思いを馳せながら、ゆったりリラックスして過ごしてくださいね。
おしるしが来る前に、次のようなものを準備しておきましょう。
・生理用ナプキン:吸水量の違うサイズをいくつか用意して、おしるしの量に適切なものを選んで使用します。
・お産用パッド:万が一破水したときのために、産後にも使えるお産用パッドを用意しておきます。
・防水シート、バスタオル:車での移動中などに破水したときに備えて、ビニールシートなど防水のシートや、厚めのバスタオルなどを準備しておくと安心です。
おしるしが来ても、シャワーや入浴を行うのは問題ありません。入院後はしばらく入浴できないため、落ち着いてゆったりと過ごしましょう。ただし、血圧が急上昇しないよう、熱めのお湯に長時間浸かるのは避けてください。また、水分補給も忘れずに。
なお、おしるしではなく前期破水だった場合には細菌感染の可能性があるため、入浴してはいけません。
陣痛が起こる前に破水した場合は、生理用ナプキンやお産用パッド、タオルなどをあてて、すぐに病院に向かってください。
また、破水をすると子宮内に細菌が入って、赤ちゃんに影響がある場合があるため、シャワーや入浴、温水洗浄便座の使用などは控えましょう。
画像提供/PIXTA
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