記事公開:2023.2.8
半数以上の世帯が共働きという現代。朝のママ・パパを悩ませるのが、赤ちゃんのおむつモレ問題です。出勤前、保育園に預けるため赤ちゃんを起こすと、背中やおしりがぐっしょり。急いでパジャマや布団を洗って干して…と、ただでさえ慌ただしい朝がさらにバタバタになってしまった経験のある方も多いのでは?
どうしたらおむつモレを防いで、余裕を持った朝を迎えられるのでしょうか。今回は、おむつモレの原因と対策をご紹介します!
おむつモレの原因としては、「サイズが合っていない」「つけ方が正しくない」といったほかにも、いくつか考えられます。
例えば、「おしっこの量が増えている」こと。赤ちゃんは成長するにつれ、おしっこの量が増えていきます。生後12ヵ月になると、おしっこの量は新生児の約2倍にもなるので、おむつのサイズが合っていても吸収する量が合っていないといったケースがあります。
また、「赤ちゃんが動いておむつがずれてしまう」ことも原因のひとつ。寝てばかりだった赤ちゃんが、成長とともに手足をバタバタさせて動き回り、いろいろな体勢をとるようになるので、おむつと体のあいだに隙間ができやすくなるのです。
とはいえ、これらは赤ちゃんが元気に育っている証拠。赤ちゃんが快適に過ごせるように、おむつモレの理由を把握して、前向きにしっかり対策をとっていきましょう。
おむつのどこからモレているかによって、注意すべきつけ方のポイントは違います。ここでは、おむつモレの種類別に、原因と対策をご説明します。
その前に、まずはおむつをつけるときの基本的なチェックポイントをご確認ください。
<おむつをつけるときのチェックポイント>
・足まわりの立体ギャザーをきちんと立たせて、おしりを包み込んでいますか?
・テープは指1本分の余裕を持って、おなかにぴったりの位置で止めていますか?
・足まわりに隙間ができていませんか?
<原因>
背中に隙間ができている、足の動きが活発でおむつがずれる、おむつの位置が低い(背中側が短い)、などの原因が考えられます。
<対策>
おむつをおしりの下にセットするときに、しっかり腰の上まで引き上げます。背中側がやや長めになるように調節して、テープを斜め下に向けて逆ハの字型になるように止めるのも有効です。また、背中側がしわになって、隙間ができていないか確認しましょう。
<原因>
足まわりの立体ギャザーが内側に入ってしまっている、ベビーカーなどに乗せるとき、足を広げて固定すると太もも周りに隙間ができてしまう、といった原因が考えられます。
<対策>
おむつをつけるとき、おへその上までしっかり引き上げます。また、足まわりのギャザーをきちんと立てて、足の付け根にぴったりフィットさせ、必ず外に出します。ベビーカーなどに乗せるとモレてしまう場合は、テープをおむつの下側で止めると、足まわりが狭くなって隙間ができにくくなります。
<原因>
おなかまわりがゆるい、うつ伏せでおしっこが流れやすいなどの原因が考えられます。男の子の場合は、おちんちんが上を向いていることも原因に。
<対策>
赤ちゃんのおなかまわりが細い場合は、テープを逆ハの字型にとめてください。テープが重なるように止めると、面ファスナーのくっつく力(係合力)が弱まり、テープはがれの原因となります。また、おむつの端が折れないように注意して、テープは左右どちらも同じ長さとなるよう、対称に止めます。
<原因>
ウエストや足まわりのギャザーが内側に折れている、サイズが合っていないなどの原因が考えられます。
<対策>
ギャザーがきちんと立っていないと、ギャザーを伝っておしっこが外へ染み出すことがあります。パンツをはかせた後、足まわりを指でぐるっと一周させて、ギャザーがねじれていないかチェックしてください。また、おむつの位置が低いと体との隙間ができやすいので、股上が深くなるように全体を引き上げます。なお、男の子の場合は、おちんちんが下向きになっていることが重要。おちんちんがギャザーにのったり、上向きになっていたりすると、モレを起こしやすくなります。
ずっとねんねだった頃に比べて、赤ちゃんの月齢が上がって動きが活発になってくると、テープタイプのおむつ替えが大変になります。また、モレないようにテープをしっかり止めるのは、赤ちゃんが苦しくないか心配…という人も。
下記のチェックポイントに思い当たるようであれば、パンツタイプのおむつを試してみてはいかがでしょうか?
<パンツタイプへの切り替え時のチェックポイント>
・足をばたばたしたり、寝返りしたり、ハイハイしたり、よく動いてじっとしていない
・テープがずれてしまい、何度も止め直すことが多い
・テープをしっかり止めると、赤ちゃんが動きづらいのではと心配
・おむつ替えが大変だなと感じることが増えた
パンツタイプのおむつは、テープを止める手間がない分、サッとはかせることができます。脱がせるときも、サイドが破れるようになっているので、ねんねしての交換はもちろん、立ったままでもおむつ替えが楽々。遊びに夢中でおむつ替えを嫌がるときなど、立ったままおむつ交換できるので便利です。
また、交換時に寝かせる必要がないので、うんちがおしりにはりつきにくいのも特長。ウエスト部分はテープではなくギャザーになっているので、おなかを締めつけずよくフィットして、赤ちゃんの動きを妨げない構造になっています。
エリエールのおむつ「グーン」シリーズは、テープタイプからパンツタイプまで、赤ちゃんの成長に合わせたサイズをラインナップ。ママ・パパも赤ちゃんも、安心して快適に過ごせることを第一に考えて開発しています。
また、各サイズで異なるディズニーキャラクターが描かれているので、成長を実感しながら楽しくおむつ替えができるのも特長です。
「グーンプラス」は、赤ちゃんの肌に対する刺激と乾燥に着目した紙おむつシリーズです。肌に触れる表面シートには、しっとりやわらかな質感が好評の「エリエール 贅沢保湿ティシュー」と同じ保湿成分を配合。やわらかくなめらかな肌触りを実現しました。
テープタイプには、ゆるうんちもおしっこも瞬時に吸収する「瞬間スポット吸収」を、パンツタイプには、ふんわりおなかをホールドする新技術の「クッションプリーツ」を採用。締めつけずにフィットする快適なはき心地となっています。
「グーンプラス」については、下記のページをご覧ください。
グーンプラス
「グーン ぐんぐん吸収パンツ」は、おしっこをたっぷりキャッチしてすばやく拡散する「スピード吸収体」と、お腹や足まわりに ギャザーがフィットすることで、“モレにくさ”にこだわった紙おむつです。
パッケージとおむつ柄には、「くまのプーさん」をM・Lサイズに、世界中から愛される「ミッキー&フレンズ」を BIG・BIG より大きいサイズに採用。 各サイズ6~8種、合計28種のおむつ柄デザインで、笑顔あふれる豊かな表情のキャラクターが描かれています。サイズごと に異なるデザインで、おむつ替えの時間を楽しく彩ります。
「グーン ぐんぐん吸収パンツ」については、下記のページをご覧ください。
グーン ぐんぐん吸収パンツ
おむつのつけ方以外にも、朝のおむつモレ問題を防ぐ方法はあります。例えば、夜間のおむつ交換。夜中にも授乳するのであれば、そのタイミングでおむつ替えをしましょう。卒乳しているのなら、ママ・パパが寝るタイミングなどにおむつをチェックするのがおすすめです。
また、赤ちゃんは夜のおしっこの量が多く、サイズやつけ方を見直してもおしっこモレが続いてしまうことがあります。そんなときは、長時間対応タイプや、夜専用タイプといった、おしっこの吸収量が多い商品への切り替えをおすすめします。
ただし、おなかまわりや足まわりに隙間があると、かえってモレの原因となる可能性も。フィット感をよく確認してみてください。
赤ちゃんが成長して身長が90cmを超えたなら、夜専用の「グーン ナイトシリーズ」を使うのがおすすめです。おしゃれなボーダー柄で、大きくなっても抵抗なく着用できます。
夜中のおしっこでお悩みのママ・パパにおすすめなのが、「グーン ナイトキッズパンツ」と「グーン ナイトジュニアパンツ」です。うつぶせ寝のときのモレに対応するため、パンツの前側に素早く吸収・拡散する「前側スピード吸収シート」を採用。通常の紙おむつの3倍の厚みを持つシートが、前側からのモレをブロックします。
また、足まわりのモレ対策として「U(ユー)カーブフィットギャザー」を採用。大量に排尿しても吸収体を持ち上げる構造なので、足まわりのフィット感をキープして、激しく寝返りをしても隙間モレしにくくなっています。吸収量は「BIGより大きいサイズ」の約1.2倍(※)で、おしっこが多い日でも一晩中安心です。
※通常の紙おむつ(当社品「BIGより大きいサイズ」)比
「グーン ナイトシリーズ」については、下記のページをご覧ください。
グーン ナイトシリーズ
おむつモレを防ぐには、赤ちゃんに合った正しいおむつのつけ方と、サイズ選びが重要です。最初はぴったりだと思っていても、赤ちゃんは日々大きくなっていきますから、成長に合わせてこまめにサイズを見直してみてください。でも、それさえクリアすれば、モレを防ぐのは難しいことではありません。
パジャマや布団を洗うバタバタした朝とさよならしたら、赤ちゃんとの時間をゆっくり過ごすことができて、きっとママ・パパも笑顔でお出掛けできるはず!
テープタイプやパンツタイプ、夜用おむつなど、赤ちゃんに合ったおむつを上手に活用して、快適な育児ライフをお過ごしください。
画像提供/PIXTA
監修者のご紹介
竹中 美恵子先生(小児科・内科・皮膚科・アレルギー科)
難病指定医 小児慢性特定疾患指定医 子どもの心相談医 高濃度ビタミンC点滴療法認定医 キレーション認定医。
小児科医としての臨床を積みながら皮膚科や内科を学び、家族全員を1つの病院で見られるワンストップの病院を目指して姉妹で開業する。
女医によるファミリークリニック