旅行と生理が重なったらどうする？事前準備と注意点を解説

記事公開：2024.3.18

「もうすぐ待ちに待った旅行なのに、生理になったらどうしよう…」と不安に思ったことはありませんか？生理のわずらわしさや生理痛などに悩まされると、旅行を100％楽しむことができないという方も多いのではないでしょうか。でも、事前にきちんと準備をしておけば、旅行を思い切り楽しむことができるかもしれません。
本記事では、旅行と生理が重なったときの事前準備と注意点、対処法を解説します。旅行と生理についてのアンケート結果も必見です。

旅行と生理が重なった人は約9割もいる

クラブエリエールの会員1,840人を対象に、旅行と生理についてのアンケートを実施しました。「旅行と生理が重なった経験は？」「生理中の旅行でつらいことは？」など、アンケートの結果をご紹介します。

【調査概要】
調査対象：10～90代の女性
調査期間：2023年12月22日～12月28日
調査手法：インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数：1,840件

※コメントは一部抜粋しています。

旅行の予定と生理が重なったことはありますか？

旅行と生理が重なった経験が「ある」と答えたのは88.9％、「ない」が11.1％という結果になりました。この結果から、全体の9割近く、アンケートに答えたほとんどの女性が旅行期間と生理が重なった経験があることがわかります。

女性たちにとっては切実な悩みである生理中の旅行。では、旅行期間と生理が重なってしまったとき、つらいことは何なのでしょうか。

生理中の旅行でつらいことは何ですか？（複数回答）

生理中の旅行でつらいことについて多い回答が、「モレが心配」「寝具を汚さないか心配」という内容です。生理中は24時間いつでもモレの不安がつきまとうため、心配で旅行が心から楽しめないという人が多いようです。

次に多かった回答は「荷物が増える」「服装に気を使う」でした。旅行中はすぐにドラッグストアなどに行けるとも限らず、生理用品や下着を多めに用意する必要があり、どうしても荷物が増えてしまいます。さらには、汚れが目立たない服装を選ぶため、思い切りファッションが楽しめないのもストレスでしょう。
続いて、「お風呂に入れない」「生理痛で楽しめない」などの回答が上がり、中には「パートナーに伝えづらい」という回答もありました。

生理中の旅行でつらいことについてアンケートで詳しく尋ねたところ、下記のような声が上がりました。

旅行と生理が重なりそうなときの対策（複数回答）

旅行と生理が重なりそうなときの対策として多かったのは、「下着や生理用品を多めに持っていく」「吸収量の多い生理用品を持っていく」という回答でした。生理用品をこまめに交換したり、普段より吸収量の多いものを使用したりすることで、モレ対策を行っている人が多いようです。

続いてアンケートで多かった回答が、「痛み止めを持っていく」「体を温めるものを持っていく」でした。生理中に感じる体の不調を少しでも改善できるように、セルフケアのための準備をして旅行に出かける人が多いようです。一方で、180人が「予定を変更・キャンセルする」と回答しており、旅行そのものをキャンセルしてしまう人も多いことがわかりました。
なお、アンケートで「その他」を選んだ人に具体的な対策を伺うと、下記のような声が上がりました。

旅行と生理が重なるときの事前準備

旅行と生理が重なってしまう場合、旅行を思い切り楽しむためにはどのような事前準備が必要なのでしょうか。事前準備の3つのポイントをご紹介します。

下着や生理用品を多めに持っていく

生理用のショーツや生理用品は、いつもより多めに持っていきましょう。こまめに生理用品を交換することで、モレの不安を解消できます。
万が一、ショーツが汚れてしまったとしても、多めに準備しておけば慌てることもありません。

生理用品は吸収量の多いものを用意

旅行中は、飛行機や電車、バスなどで長時間移動することも多い上、スケジュールの都合もあって、トイレに頻繁に行けない可能性も考えられます。そんなときのために、吸収量の多い長時間用の生理用品を用意しておきましょう。
寝るときに寝具を汚してしまうことがないように、モレをしっかりと防いでくれる夜用ナプキンやすっぽりはくことができるショーツタイプのナプキンを使用するのもおすすめです。

痛み止めや冷え対策も忘れずに

生理痛対策として、痛み止めをすぐに服用できるように携帯しておくといいでしょう。痛み止めは、強い痛みを感じる前に飲んだほうが効果的なため、痛くなりそうだと感じたら、早めに服用するのがおすすめです。

また、生理中は体を冷やさないように注意することが大切です。寒い時期は使い捨てカイロや腹巻き、レッグウォーマーなど、体を温めるアイテムも忘れずに。
生理中のモレ対策として、汚れの目立たない服装を用意するのもポイントです。黒や紺など、濃い色のボトムスを用意しておけば、モレの不安が少しやわらぐはずです。

生理中の旅行の注意点

旅行に生理が重なっても、いくつかのポイントに気をつけることで、不調を軽減できます。ここからは、生理中の旅行で注意するべきポイントをご紹介します。

立ちっぱなしは避ける

生理中は、同じ所にずっと立ち続けることを避けたほうがいいでしょう。長時間立ち続けると血液の循環が悪くなり、体が冷えてしまいます。子宮が過剰に収縮して生理痛が増すことがあるため、ストレッチなどで軽く体を動かして、血流を促進させるよう心掛けてください。

体を温める

体を冷やしてしまうと、生理痛を悪化させる可能性があります。使い捨てカイロや腹巻きなどを使って、おなかや腰まわりを冷やさないように工夫しましょう。夏は冷房が効きすぎている場所もあるため、羽織りものの用意も忘れずに。
また、旅行中にカフェやレストランで食事を楽しむときには、なるべく温かい飲み物を選ぶのがおすすめです。

大浴場の入浴は避ける

生理中は体を温めたほうが良いですが、大浴場での入浴は避けましょう。たくさんの人が入る温泉や銭湯などでは雑菌の心配や、経血が落ちてまわりの人が不快に感じる可能性もあります。
個室のお風呂なら入浴は可能ですが、湯船につかることに抵抗がある場合は、熱めのシャワーで体を温めるのもおすすめです。

生理に悩んだら婦人科へ行くのもおすすめ

「生理と旅行が重なりそう」「生理痛がつらい」など、生理にまつわる悩みがあるなら、気軽に婦人科に相談しましょう。生理痛は個人差が大きいため、ついつい「これが普通かも」と我慢してしまいがちです。
しかし、婦人科を受診することで、隠れた病気を発見できたり、薬で生理の悩みを軽減できたりする場合もあります。

重い生理痛は病気が隠れている場合もある

生理痛によって日常生活に支障をきたしている場合、月経困難症の可能性があります。おなかが張る、頭痛、下腹痛、腰痛、疲労・脱力感、吐き気、イライラなどの症状が見られます。
また、子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮や卵巣の病気が原因の場合もあるため、「毎月のことだから」と我慢するのではなく、婦人科を受診しましょう。

ピルを上手に使えば悩みを緩和できる場合も

旅行など外せない予定がある場合、婦人科で中用量ピルを処方してもらい、生理の時期をずらすことができます。その場合、一般的には卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲスチン）という女性ホルモンが配合された中用量ピルを処方されます。
月経周期をコントロールできるだけでなく、月経にまつわる不快な症状の緩和にも効果が期待できます。

画像提供／PIXTA

監修者のご紹介
佐藤杏月先生
八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子供の子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人とともに2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック

生理中の旅行におすすめの「エリス」シリーズ

エリエールの生理用品ブランド「エリス」のナプキンは、生理中の旅行にもぴったり。服の上から目立たない薄型ナプキンや、寝るときにもストレスを感じない夜用ナプキンなどを多数そろえています。

エリス コンパクトガード（多い夜用）/（特に多い夜用）

旅行中は吸収量が多く、ゴワゴワしないうす型ナプキンがおすすめです。「エリス コンパクトガード（多い夜用）/（特に多い夜用）」は、わずか1.9mmの極薄シートながら経血をたっぷり吸収でき、8時間つけても快適さをキープしてくれます。薄くておしゃれな個包装なので、持ち歩いても邪魔になりません。

「エリス コンパクトガード（多い夜用）/（特に多い夜用）」については、下記のページをご覧ください。
エリス コンパクトガード | エリス（elis）

エリスショーツ M～L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー

ナプキンとショーツが一体になった生理用ショーツ型ナプキン「エリスショーツ M～L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー」は、体にフィットしてズレにくく、＜超うす型吸収体＞でゴワつきにくいのが特長。たっぷりの吸収量で12時間※交換不要です。ブラックカラーだから、チラッと見えてもナプキンとは気づかれにくいのもうれしいポイント。

※大王製紙調べ。個人差がありますので経血量に合わせて適宜取り替えてください。交換不要を推奨するものではありません。

「エリスショーツ M～L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー」については、下記のページをご覧ください。
エリスショーツ｜エリス（elis）

エリス 朝まで超安心 400（特に心配な夜用）羽つき 40cm

寝ているあいだのモレが心配なら、たっぷり吸収の「エリス 朝まで超安心」シリーズがおすすめです。特に「エリス 朝まで超安心 400（特に心配な夜用）羽つき 40cm」は、夜用ナプキン2枚分※の吸収力があるだけでなく、後ろモレはもちろん、前モレ＆横モレもガード。多い日でも朝まで気にせずに寝ることができます。経血をぐっと引き込む表面シートだから、肌ざわりもさらさらをキープします。

※エリス 新・素肌感 多い日の夜用 羽つき 29cmとの比較。

「エリス 朝まで超安心 400（特に心配な夜用）羽つき 40cm」については、下記のページをご覧ください。
エリス 朝まで超安心 | エリス

エリス 朝まで超安心 クリニクス

経血量が多くて困っている方なら、過多月経専用のナプキン「エリス 朝まで超安心 クリニクス」を使ってみてはいかがでしょうか。夜用ナプキン5枚分の吸収力※と2層構造で、経血を素早くたっぷり吸収します。＜防水フィルム入りギャザー＞を採用しているので、ギャザーからのしみ出しモレも防ぎます。

※大王製紙「新・素肌感29cm」との比較（2020年7月時点）

「エリス 朝まで超安心 クリニクス」については、下記のページをご覧ください。
クリニクス（CLINICS） | エリス

旅行と生理が重なりそうなら事前準備をしっかりと

旅行と生理が重なると、思い切り楽しめないと悩む場合もありますが、吸収量の多い生理用品を多めに用意したり、痛み止めを持っていったりするなど、しっかり準備をすることで生理の不安を軽減できます。
事前準備と当日の対策で、より快適な旅行が実現できるようにしましょう。

よくあるご質問

Q. 旅行と生理が重なるときの事前準備は？

下着や生理用品をこまめに交換できるように多めに持っていく、トイレに頻繁に行けない場合に備えて吸収量の多い生理用品を用意するなどの準備をしましょう。
また、痛み止め、体を温めるための使い捨てカイロや腹巻き、汚れの目立たない服装なども用意しておくのがおすすめです。

Q. 生理中の旅行で注意することは？

同じ場所に長時間立ちっぱなしになるのは避けましょう。血液の循環が悪くなり、生理痛がひどくなる可能性があります。
体を温めることも大切です。寒い時期は、使い捨てカイロや腹巻きなどを使って、おなかや腰まわりを温めてください。また、大浴場の入浴は避け、部屋のお風呂やシャワーを使うことをおすすめします。

Q. あまりに生理痛がつらいときはどうればいい？

生理痛によって日常生活に支障をきたしている場合、月経困難症の可能性があります。また、子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮や卵巣の病気が原因の場合もあるため、早めに婦人科を受診しましょう。
 

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