記事公開:2023.12.4
入学試験や資格試験など、大切な受験日は体調を万全に整えて臨みたいもの。しかし、もし受験日と生理が重なってしまったら?
「生理痛で体調が優れない」「経血モレが気になって試験に集中できない」などが原因で、本来の力が発揮できるかどうか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで、生理と受験に関するアンケートを、クラブエリエール会員に実施。皆さんの声をもとに、受験日と生理が重なったときの対策についてご紹介します。
<調査概要>
・調査対象:クラブエリエール会員の20~90代女性
・調査期間:2023年9月26日~10月5日
・調査手法:インターネットを利用したアンケート調査
・回答件数:884件(有効回答数:879件)
クラブエリエール会員の皆さんに「受験日と生理が重なった(重なりそうになった)経験」を尋ねたところ、全体の55.9%が「ある」と回答。なんと、半数以上の人がこうした経験をしているという結果になりました。
続いて「受験日と生理が重なることで感じた不安」を質問したところ、「トイレ、生理用品交換の不安」が82.1%、「経血モレの不安」が79.2%、「生理痛、体調不良の不安」が70.3%と上位に。いずれも半数を超える結果となりました。
そのほかにも、「試験で実力を発揮できない不安」(45.0%)、「荷物の増加、忘れ物の不安」(32.8%)、「鎮痛薬などの服用に関する不安」(28.1%)の順に回答が集まる結果に。
さらに、「受験日と生理が重なることで感じた不安」の回答理由を詳しく尋ねたところ、下記のような声が上がりました。
※コメントは一部抜粋しています
<トイレ、生理用品交換の不安と回答した人の声>
「不慣れな受験会場でお手洗いの場所がわかるか、多数の受験生で混雑したりしないか不安」
「生理用品をどこにしまうか、取り出そうとして落とさないか心配」
<経血モレの不安と回答した人の声>
「経血量が多かったので、モレないか心配だった」
「モレの不安で集中できない部分があり、落ち着かなかった」
<生理痛、体調不良の不安と回答した人の声>
「生理痛がひどかったので、試験中おなかが痛くなったり、頭が痛くなったりしたら、嫌だなと思いました」
「体調が崩れることが明白。感情的にもイライラするので不安」
「眠くなる」
アンケートで受験当日にとった生理対策について聞いたところ、「夜用や長時間用ナプキンを使用した」(73.9%)と「生理用品を多めに用意した」(69.9%)という回答が上位に。生理用品を普段より吸収量の多いタイプにしたり、取り替える回数を増やしたり、生理用品に関して工夫された人が多かったようです。
回答した人の中には「夜用のナプキンを重ねてつけました。ゴワゴワして気になりましたがモレがなかったので安心しました」という声もありました。
続いてアンケートでは、「鎮痛薬を用意・服用した」(44.2%)や、「使い捨てカイロなど冷え対策をした」(28.3%)という回答に票が集まり、生理痛について対策をされた人が多数という結果でした。
そのほかの対策として、「タンポンを使用した」「あらかじめ、病院でピルを処方してもらった」「スパッツなどをショーツの上に重ねばきした」という声もありました。
生理の不安は、受験当日を迎えるまでの準備で、少しでも軽くしておきましょう。ここからは、受験当日までにしておきたい生理対策をご紹介します。
生理中は、ホルモンバランスの変化によって体温が下がり、体が冷えやすくなります。使い捨てカイロや腹巻きなどを活用して、冷えやすい下腹部や腰回り、背中などを温めましょう。
また、生理中は湯船に入ることを避ける人もいますが、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かると血行が良くなる上、リラックス効果もあるのでおすすめです。さらに、暑い時期でも冷えた食べ物や飲み物はなるべく避け、温かい物を選ぶこともポイントです。
生理中は体に必要な栄養素を摂取するためにも、1日3食、栄養バランスの整った食事をとることが大切です。生理中に意識してとりたい栄養素は「ビタミンB群」「カルシウム」「マグネシウム」「鉄」「大豆イソフラボン」など。体を冷やす食べ物や、カフェインを多く含む飲料などは、生理中は控えたほうがいいでしょう。
生理中は血行が悪くなりやすいため、ストレッチなど軽い運動をして血行が良くなるように心掛けましょう。運動には気分転換の効果もあります。もちろん、運動をすることがつらく感じるほどの生理痛がある場合は、無理をする必要はありません。
さまざまな対策をとっても、立ち上がれないほどの生理痛や、日常生活に支障が出るほど経血量が多い場合は、「毎月のことだから」と我慢せずに、婦人科医に相談してみましょう。生理痛や経血量を軽減するために低用量ピルを処方してもらうなどの対策ができますし、病気が隠れている場合は早期発見にもつながります。
受験当日に生理が重なったときでも、しっかり対策をしておけば不安を軽減でき、試験に集中することができます。ここからは、試験当日に行うと効果的な生理対策をご紹介します。
受験当日も体を温めて、血行を良くしておきましょう。生理痛を和らげることにもつながります。使い捨てカイロや腹巻きなどを使って温めるほか、体の末端から冷えることも多いので、レッグウォーマーで足首を温めるのもいいでしょう。ハーブティーなどのノンカフェインの温かい飲み物や、ショウガなど体を温める食材を意識的にとるようにすることもおすすめです。
前述のアンケートの結果からもわかるとおり、経血モレの不安から試験に集中できない人も多くいます。試験中は自由にトイレに行けず、こまめに生理用品を替えることが難しいため、長時間用や夜用など吸収量の多い生理用品を使用するといいでしょう。念のため、生理用品はいつもより多めの個数を持っていくと安心です。
試験当日の服装が自由な場合は、黒や紺など濃い色のスカートやズボンを選びましょう。濃い色のボトムスであれば、万が一、経血モレがあったとしても、あまり目立たないため慌てなくて済みます。試験中、急に生理になった場合にも対処しやすいため、生理周期が不安定だったり、生理予定日が近かったりする人にもおすすめです。
腹痛や腰痛、頭痛などの生理痛がひどくなりそうな場合には、鎮痛薬を用意しておきましょう。その際は、眠くならないタイプの鎮痛薬を選ぶことが大切。いつも飲んでいる薬が眠くならないタイプであれば、それを持っていくと安心です。
鎮痛薬を飲むことをぎりぎりまで我慢する人もいるかもしれませんが、痛みを感じ始めたら早めに服用することが大切。痛みが耐えきれなくなってから飲んでも、薬の効果を十分に得られません。
試験会場には少し早めに行って、試験を受ける教室から近いトイレの場所を確認しておきましょう。試験の休憩時間中は女子トイレが混雑する場合もありますから、試験開始前に一度行って、ナプキンを交換しておくのがおすすめです。
画像提供/PIXTA
監修者のご紹介
佐藤杏月先生
八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医
日本医科大学卒。日本医科大学武蔵小杉病院を中心に16年間産婦人科医として地域のハイリスク妊婦や、婦人科疾患の診療を行ってきた。3人の子供の子育てと仕事の両立を目指し、整形外科医のご主人とともに2020年八丁堀さとうクリニックを開業。
八丁堀さとうクリニック
トイレに行く時間が限られている受験当日の生理対策に、吸収力の高いおすすめのエリス商品を紹介します。
■エリスショーツ M~L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー 「エリスショーツ M~L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー」は、ナプキンとショーツが一体になっているためズレにくく、モレを360°しっかりガード。さらに、夜用ナプキン3枚分※1 の吸収量で、12時間※2 交換不要なので、頻繁にトイレに行けない受験当日にも安心して使えます。厚み2.9mmの<超うす型吸収体>により、ゴワゴワ感の少ないやわらかな穿き心地です。また、服のすきまからチラッと見えてもナプキンだと気づかれにくい、スタイリッシュなブラックカラーです。
※1 大王製紙「エリス新・素肌感 多い日の夜用羽つき」との比較。
※2 大王製紙調べ。個人差がありますので経血量に合わせて適宜取り替えてください。交換不要を推奨するものではありません。
「エリスショーツ M~L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー」については、下記のページをご覧ください。
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ショーツ型ではなく、通常型のナプキン派の人には、「エリス コンパクトガード(多い夜用)/(特に多い夜用)」や「エリス 朝まで超安心」「エリス 朝まで超安心 クリニクス」がおすすめです。
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受験当日と生理が重なっても、体を温める、吸収力の高いナプキンを使うなどの対策で、痛みや経血モレの不安を軽減できます。
「生理のタイミングは自分ではどうにもならない」とあきらめず、実力をきちんと発揮できるよう、しっかり対策をして受験当日に備えましょう。
「受験日と生理が重なった(重なりそうになった)経験」を尋ねると、アンケートに回答した人の55.9%が「ある」と回答しました。「受験日と生理が重なることで感じた不安」の上位回答は、「トイレ、生理用品交換の不安」が82.1%、「経血モレの不安」が79.2%、「生理痛、体調不良の不安」が70.3%という結果に。これらに続いて多い回答は、「試験で実力を発揮できない不安」(45.0%)、「荷物の増加、忘れ物の不安」(32.8%)、「鎮痛薬などの服用に関する不安」(28.1%)でした。
生理対策としては「体を温める」「吸収量の多いナプキンをつける」が挙げられます。生理中は体を温めて、血行を良くすることが大切ですから、温かい飲み物や食べ物をとったり、使い捨てカイロや腹巻きを使ったりして、体の内外から温めるようにしましょう。
また、経血がモレても目立ちにくい「濃い色のボトムスを選ぶ」こともおすすめ。生理痛が心配なら「鎮痛薬を持っていく」ことも忘れずに。「トイレは行けるときに必ず行く」ことも重要な対策です。
ナプキンとショーツが一体になった生理用ショーツ型ナプキン「エリスショーツ M~L 昼・夜 ⾧時間用 ブラックカラー」がおすすめです。ショーツ型でズレにくく、360°しっかりガード。さらに、夜用ナプキン3枚分の吸収量※1 で12時間交換不要※2 だから、モレを心配せずに試験に集中できます。ショーツ型以外のナプキンなら過多月経専用「エリス 朝まで超安心 クリニクス」もおすすめ。夜用ナプキン5枚分の吸収力※3 で、経血モレをしっかりガードします。
※1 当社「エリス新・素肌感 多い日の夜用羽つき」との比較。
※2 当社調べ。個人差がありますので経血量に合わせて適宜取り替えてください。交換不要を推奨するものではありません。
※3 当社「新・素肌感29cm」との比較(2020年7月時点)。
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