Column
コラム
子どもの「自己肯定感」は、家族との触れ合いによって育めます。一方で、触れ合いがコロナ禍で減ってしまったことにより、よくない影響が出ていることも確か。親子で触れ合うことの大切さを知って、子どもの自己肯定感を育みましょう!
ふれあい不足で危険信号!対面コミュニケーションの減少による影響
コロナ禍において、子ども達に「集中できない・イライラする・寝つきが悪い・孤独感・赤ちゃん返り・自分を傷つけてしまう」等の症状が出ていることが報告されました。また、思春期世代の15%〜30%に中等度以上のうつ症状が見られました。
九州大学の学生を対象に“新型コロナウイルスによる学生生活への影響”について調査では、約40%の学生が「孤独感や孤立感を感じる」と答えました。入学式などの行事が行われず、オンライン講義が増えたことで、触れ合いの機会が減っています。
※出典:国立成育医療研究センター『コロナ×こどもアンケート』(調査日:2021年2⽉10⽇)、九州大学『学生生活に関する学生アンケート』(調査日:2020年8⽉11⽇)
ふれあいが自己肯定感の向上につながる!
自己肯定感を育む方法の一つに、「オキシトシン」の効果が期待できます。幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンは、触れ合うことで安心感・信頼感・自己肯定感を向上させるといった、人の幸福感を醸成する効果があります。
例えば赤ちゃんは、お母さんとのスキンシップが大好き。愛情たっぷりの触れ合いから、受け入れられている実感を持ち、「自分はかけがえのない存在だ」という感覚が芽生えます。そうすれば、子どもは自信を持ち、安心して自分らしさを表現できるようになります。
「からだのふれあい」と「こころのふれあい」
オキシトシンの分泌は、手をつなぐ・さする・抱きしめ合うなどの「からだの触れ合い」や、目と目を合わせる・感謝を伝える・優しく接する・名前を呼ぶなど、直接的な接触のない「こころの触れ合い」によっても分泌が促されるという研究結果が出ています。エリエールでは、こうした触れ合いに「エッセンシャルタッチ」と名付け、効果的にオキシトシンを増やす触れ合い方をご紹介しています。くわしくは後編へ!
【育児応援】子どもの自己肯定感を育もう!(後編)はコチラ