REPORT vol.5
ザンビアの女の子の感想を紹介！
布ナプキン使用感と日本からのメッセージへの反応は？
前回のレポートでお伝えしたように、布ナプキン作製の研修を終了し、実際に女の子たちに自分たちで作製した布ナプキンを使った感想を聞いてみました。また、Twitterキャンペーンで集まった日本のみなさんからのメッセージを並べた横断幕を作製、ザンビア現地に届けました。本レポートでは布ナプキンを使った感想と、横断幕を見た女の子たちのコメントをご紹介します。
「生理のためのお金に悩む心配がなくなり、ほっとしています」
今回のTwitterキャンペーンで、布ナプキン3,000枚分の作製支援を行いました。
実際に布ナプキンを使用した女の子からは「使い心地が良い」という、うれしい感想が届いています。
「布ナプキンは、使い捨てナプキンよりも吸収力が高いように思いました。頻繁に取り替えなくても大丈夫なので、長距離を歩いても心配なかったです」
同時に「問題の一つが解決しました」という喜びの声が！
「これまでは使い捨てナプキンを使っていましたが、節約して買うためのお金を貯めないといけないので、楽ではありませんでした。でも布ナプキンは洗って何度も使えるので、もう生理のためのお金に悩む心配がなくなり、ホッとしています」
「長時間用があればもっと便利」「夜中に漏れないか不安で必ず起きてナプキンを取り替えるから、夜用があれば助かる」など、今後への期待も寄せられ活動の幅も広がっていくと感じました。
また、「生理痛に効く薬が欲しい」「生理痛を和らげる方法が知りたい」といった新たなリクエストも。今後はこうした課題にも「ハートサポートプロジェクト」は向き合っていきたいと思います。
日本からのメッセージを横断幕にした理由
Twitterキャンペーンで集まった日本からのメッセージは横断幕にして、ザンビアに届けました。
日本からのエールを集めた横断幕まだまだザンビアでは、日本よりも公に生理の話をしにくい環境があります。だからこそ、生理や体のことで悩む女の子のためのコミュニティスペースに横断幕を飾ることで、「一緒に頑張ろう！」というエールを送ると同時に、「遠い国にいても、生理の悩みは一緒なんだ」という安心感を与えられたらいいなと思っています。
また、横断幕と一緒にハートサポートオリジナル缶バッジも送りました。まずはピア・エデュケーターに缶バッジをプレゼント。
横断幕のメッセージを読むザンビアの女の子
今後はコミュニティスペースに来て支援を受けた女の子たちにも缶バッジを渡していきます。
缶バッジを見た人をきっかけにコミュニティースペースの存在を広めていけたらいいと思います。最初は、「これは何？」「どこでもらえるの？」というコミュニケーションの中で訪問してもらい、「訪問してよかった、他の人にも知ってほしい！」と思ってもらえるような存在になればいいと考えています。
横断幕を見た、ザンビアの女の子たちのコメント
ザンビアの状況について
現在サンビアでは、新型コロナウイルス感染の第3波にあり医療体制もひっ迫している状況です。学校は休校になり、集会を開くことも禁止され、ピア・エデュケーターの活動もままならないのが実態です。ハートサポートプロジェクトは現地の状況に合わせながら支援を続けて参ります。新型コロナウィルスの拡大が一刻も早く落ち着き、ザンビアの女の子達にこの活動を届けることが出来る時まで。HEART SUPPORT Official SNS
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